カナルワークス CW-L33Dr
久しぶりのブログ更新になります。
皆さんお元気ですか?(笑)
なぜ久しぶりにこうやってブログを書いているかと言うと、この度いつもお世話になっているイヤモニメーカー カナルワークスさんから4月29日に発売される『CW-L33Dr』と言う機種を生意気にも監修と言う形で製作に携わらせて頂いたからです(*_*;
ある時に『ドラマー用としての機種を作りたい』と言うお話を頂き、普段のライブやリハーサル、レコーディング等でドラムを叩く中で『自分から見てこんなイヤモニが理想』と言う所を軸にスタートさせました。
僕がお仕事をさせて頂いている中で、近年7割、8割位は同期(コンピューターからバンドで足りない音を出すシステム)があり、イヤモニを使用するお仕事がほとんどです。
これは僕だけに限らず、ポップス、ロック等をやられるミュージシャンの方々はそう言うケースが多く、特にドラマーはメトロノームを聞きながらプレイすると言うのが今の主流だと思います。
その中で、どうしてもドラムと言う楽器は(特にロック等をプレイする時)音量が大きく、それが自分の目の前で鳴っているので、色んな音をしっかり聞こうとすると音量を上げがちになってしまう傾向があったりします。
他のドラマーさんとも良くそう言う話をしたりするのですが、それで耳を壊してしまったりと言うケースが多く、僕も去年それに近い事を経験し悩んでました。
そう言った事を踏まえてまず浮かんだ条件の一つとして、全ての音に芯があり分離が良く、音量を上げなくてもしっかりモニタリング出来ると言う事でした。
『CW-L33Dr』のベースとなっている機種『CW-L33BB』は重低音が特徴のモデルで、それを試聴させて頂いた時に『これだ!』となりました。
HighやMidの感じもグサグサと来る痛い感じではなく、今求めてる物に近いかもと。
ただ、こちらだと低音が余りにも凄かったので(Dance系やEDM等を聴くには凄く気持ち良いと思います(笑))、CW-L33BBを改造して頂きLowとLowMidを調整出来る物を最初にデモ機として作って頂きました。
最終的に決めさせて頂いたLowの値は恐らく普通のイヤモニよりも少し多めだと思います。
ただ、そのLowの感じが多い分ドラムに関してはキックやタム・フロア、ギターやベース等の音に太さが出て、良い感じに音に丸みがあるので長時間使用していても耳が疲れない物になりました。
また、ドライバーの構成が高域×1,中域×2,低域×2となっているので、高域、中域もはっきりしていて、同期物のモニタリングも非常にしやすい印象です。
そして、今回耳型を採取して頂く際にも色々とご相談させて頂き今までと違うやり方で採取して頂きました。
耳型を採取する際は口に割り箸やバイトブロック(発砲スチールでできた物)等をくわえて採ります。
口の開け具合によって耳型のサイズが決まるのですが、今回は一番重要なフィット感、遮音性をさらに保てる様にきつく作りたくて色々とご相談させて頂き、普段使用するバイトブロックではなく、何重かに丸めたタオルを口の中いっぱいに入れて耳型を採って頂きました。
これ正直凄く苦しいのですが、それは片方5分ずつ位の辛抱です(笑)
終わった後に『ちょっとやり過ぎたかな~?かなりきつくて耳が痛くなる感じかな~?』と心配していたのですが、イヤモニが出来上がってからライブで何度も使わせて頂き長時間の使用でも何のストレスも無く遮音性もバッチリでした。
今まで何個もイヤモニを作って頂き使わせて頂いて来ましたが、これは僕の思うところでイヤモニは遮音性がしっかり取れないとそのイヤモニの本来のポテンシャルは発揮されないのではないかと考えております。
本番中に口をがーっと開けたり、笑ったりするだけで耳の中が動き隙間が出来て外の音が入り込んで来てしまったりするものです。
それを防ぐ為にも、そのイヤモニのポテンシャルを発揮させる為にも、ストレスの無い程度にイヤモニの型は大きくきつめに作っておいた方が良いのかなと思います。
型を採る際は折り畳んだタオルをオススメします(笑)
長々と書かせて頂きましたが、もちろんドラムを演奏する用だけではなく、音楽のリスニング用としても非常に優秀なイヤモニなので、興味のある方は是非ともチェックしてみて下さい!!
●CW-L33Dr
4月29日発売
オープンプライス(カナルワークスオンラインショップ価格:110,000円+税)
構成:3Way/5Driver(高域×1,中域×2,低域×2)
インピーダンス:18Ω
感度: 116dB
付属品:ハードケース、ソフトケース、ワックスクリーニングツール、クリーニングクロス
カナルワークス・オフィシャルサイト
http://www.canalworks.jp
BARKSさんに掲載されている記事です。
http://www.barks.jp/news/?id=1000126223
AV Watchさんに掲載されている記事です。
http://m.av.watch.impress.co.jp/docs/news/20160415_753384.html
皆さんお元気ですか?(笑)
なぜ久しぶりにこうやってブログを書いているかと言うと、この度いつもお世話になっているイヤモニメーカー カナルワークスさんから4月29日に発売される『CW-L33Dr』と言う機種を生意気にも監修と言う形で製作に携わらせて頂いたからです(*_*;
ある時に『ドラマー用としての機種を作りたい』と言うお話を頂き、普段のライブやリハーサル、レコーディング等でドラムを叩く中で『自分から見てこんなイヤモニが理想』と言う所を軸にスタートさせました。
僕がお仕事をさせて頂いている中で、近年7割、8割位は同期(コンピューターからバンドで足りない音を出すシステム)があり、イヤモニを使用するお仕事がほとんどです。
これは僕だけに限らず、ポップス、ロック等をやられるミュージシャンの方々はそう言うケースが多く、特にドラマーはメトロノームを聞きながらプレイすると言うのが今の主流だと思います。
その中で、どうしてもドラムと言う楽器は(特にロック等をプレイする時)音量が大きく、それが自分の目の前で鳴っているので、色んな音をしっかり聞こうとすると音量を上げがちになってしまう傾向があったりします。
他のドラマーさんとも良くそう言う話をしたりするのですが、それで耳を壊してしまったりと言うケースが多く、僕も去年それに近い事を経験し悩んでました。
そう言った事を踏まえてまず浮かんだ条件の一つとして、全ての音に芯があり分離が良く、音量を上げなくてもしっかりモニタリング出来ると言う事でした。
『CW-L33Dr』のベースとなっている機種『CW-L33BB』は重低音が特徴のモデルで、それを試聴させて頂いた時に『これだ!』となりました。
HighやMidの感じもグサグサと来る痛い感じではなく、今求めてる物に近いかもと。
ただ、こちらだと低音が余りにも凄かったので(Dance系やEDM等を聴くには凄く気持ち良いと思います(笑))、CW-L33BBを改造して頂きLowとLowMidを調整出来る物を最初にデモ機として作って頂きました。
最終的に決めさせて頂いたLowの値は恐らく普通のイヤモニよりも少し多めだと思います。
ただ、そのLowの感じが多い分ドラムに関してはキックやタム・フロア、ギターやベース等の音に太さが出て、良い感じに音に丸みがあるので長時間使用していても耳が疲れない物になりました。
また、ドライバーの構成が高域×1,中域×2,低域×2となっているので、高域、中域もはっきりしていて、同期物のモニタリングも非常にしやすい印象です。
そして、今回耳型を採取して頂く際にも色々とご相談させて頂き今までと違うやり方で採取して頂きました。
耳型を採取する際は口に割り箸やバイトブロック(発砲スチールでできた物)等をくわえて採ります。
口の開け具合によって耳型のサイズが決まるのですが、今回は一番重要なフィット感、遮音性をさらに保てる様にきつく作りたくて色々とご相談させて頂き、普段使用するバイトブロックではなく、何重かに丸めたタオルを口の中いっぱいに入れて耳型を採って頂きました。
これ正直凄く苦しいのですが、それは片方5分ずつ位の辛抱です(笑)
終わった後に『ちょっとやり過ぎたかな~?かなりきつくて耳が痛くなる感じかな~?』と心配していたのですが、イヤモニが出来上がってからライブで何度も使わせて頂き長時間の使用でも何のストレスも無く遮音性もバッチリでした。
今まで何個もイヤモニを作って頂き使わせて頂いて来ましたが、これは僕の思うところでイヤモニは遮音性がしっかり取れないとそのイヤモニの本来のポテンシャルは発揮されないのではないかと考えております。
本番中に口をがーっと開けたり、笑ったりするだけで耳の中が動き隙間が出来て外の音が入り込んで来てしまったりするものです。
それを防ぐ為にも、そのイヤモニのポテンシャルを発揮させる為にも、ストレスの無い程度にイヤモニの型は大きくきつめに作っておいた方が良いのかなと思います。
型を採る際は折り畳んだタオルをオススメします(笑)
長々と書かせて頂きましたが、もちろんドラムを演奏する用だけではなく、音楽のリスニング用としても非常に優秀なイヤモニなので、興味のある方は是非ともチェックしてみて下さい!!
●CW-L33Dr
4月29日発売
オープンプライス(カナルワークスオンラインショップ価格:110,000円+税)
構成:3Way/5Driver(高域×1,中域×2,低域×2)
インピーダンス:18Ω
感度: 116dB
付属品:ハードケース、ソフトケース、ワックスクリーニングツール、クリーニングクロス
カナルワークス・オフィシャルサイト
http://www.canalworks.jp
BARKSさんに掲載されている記事です。
http://www.barks.jp/news/?id=1000126223
AV Watchさんに掲載されている記事です。
http://m.av.watch.impress.co.jp/docs/news/20160415_753384.html