地方から大阪へきた諸君

大阪公立大学の

授業はまだだな?

とっとと先輩つかまえて

どう履修したらいいか聞くんだよ

と、この休みは花見にいったかい?

中百舌鳥キャンパスにも

桜があるだろ?

えっ新世界行ってみた?

えっ歯のないオッサンおった?

中川家のモノマネの意味

わかったやろ

ほんまにおるからね


さて、前回の話の続き

 

息子ともども

 

民度の低い弱小野球チームに

 

入ってしまったのだが、

 

監督が新しくなることになった。


新しい監督は

 

指導法は昭和だが、


過去

 

このチームを

 

常勝軍団にしていた監督OBであった。

 

なぜ、再度監督を引き受ける


ことになったのか?

 

それは、私達後輩が

 

ごたごた


ごたごたしているのを見て

 

我慢ならなくなったようだ。

 

さっそく、

 

チームの方針を打ち出してくれた。

 

まずは「走塁」

 

次に「守備」

 

最後に「バッティング」

 

実は、


私はコーチとして


参加しているうち

 

気づいていたのだが、


学童軟式野球に

 

ヒットはそんなに必要ない。

 

軟球は凡打になることが多く、


学童野球においては

 

四死球が多いので打率よりも


自然と出塁率が高くなるのだ。

 

そこで重要になるのが、盗塁だ。

 

ノーアウトのランナーを


盗塁で2塁まで進め

 

ノーアウトランナー2塁の


状況を作ることが重要だ。

 

とにかく


走塁技術を磨くことになった。

 

プロでも


盗塁のスタートするふりをして


スタートしないのを

 

よく見かけないだろうか?

 

学童野球においては、


常にそれをする必要がある。

 

ピッチャーと


キャッチャーを惑わすのだ。

 

行くんかい 行かんのかい


行くんかおもたら、行かんのかい


行け、行け、行け、行け、行け


やっぱ行かんのかい


って思ったら


やっぱ行くんかーーーい

 

っていう走塁をするのだ。

 

そのころの息子達


監督が変わって

試合に勝てるようになってきたのだが、

この頃の息子達は

厳しかった思い出しかないようだ。

今となってはこの時期の経験が

プラスになってるそうだ。

それは、

理不尽にオッサンから怒られる

ことに対しての免疫がついた点

なんだと

おしまい