とうとうあと1日だな。

大阪公立大学の合格発表が

近づいてきたのだが、

私の話は終わりそうもない。


さて、前回の話の続き

工場の生産技術部門から

別れを惜しまれながらも、

機械設計部門に異動することになった。

その部署で私はさっそく

テーマを与えられた。

外注設計に作ってもらった

サーボコントローラシステム

がバグだらけで困っているのだと。

その時の外注設計担当者に

しばらくうちに来てもらうから、

私に設計内容を引き継いでほしいのだと。

 

要するに、他人が作った

バグだらけのソフトを

直してくれということだ。

 

これが、私には見事にはまっていった。

なぜなら、

私は松下冷機No.1の男なのだ。

デバッグ能力は

人より長けていると自覚している。

私は次々と問題を解決していった。

そして、

そのシステムを改善するだけでなく、

新たな便利機能をつけていったのだ。

当時タッチパネルは

グラフを表示することが出来始めており、

私はそれを活用した

制御システムを追加したのだ。

 

その時開発したシステムは

今現在でも使われている。

もう20年以上も前の話だ。

 

と、

あっという間に

1年が経っていったのだが、


私を採用した本部長が、

あの時の約束を覚えていたのだ。


「1年間臨時勤務で....」

そう

そろそろ私を

工場の生産技術に

戻してくれないか?と

機械設計部門の部長に打診がきたのだ。

部長は私に、

「戻らなくてもいいように

かけあってみるわ」

と言ってくれたのだが…


 
今日も長くなっちまった。

これくらいにしといたろ。

おしまい