前期の結果が出てしまったな。

以下、前期駄目でも

大阪公立大学に入学し、

こういう人生を辿る人もいるんだ

と参考にしてくれたまえ。



さて、前回からの話の続き。

松下冷機の最終面接で

「君はボート部だったな?」

「体力のいる部署でも頑張れるか?」

と役員から聞かれ、

無理です。

と、いう馬鹿はいないだろう。

はい、頑張りますと

答えて

数日後に内定となった。


晴れて入社することになった

のだが、セイイチさん

身バレしないの?

って

安心してください。

私はその後転職している。

と、話戻って

この松下冷機

最高に良い会社だった。

松下電器産業と全く同じ

新人研修プログラムが

組まれているのだ。

最初一ヶ月は座学。

松下幸之助について

いろいろ学ぶのだ。

また、技術研修も充実しており、

最初は学校かと思った。

その後、

一ヶ月超の製造実習を終え、

夏は販売実習をした。

そして、秋に

各部門へ配属となった。

私は、「生産技術センター」に

配属されることになった。

生産の技術?

ってなるだろ?

テレビの番組とかで

この工場で

なにを作ってるでしょうか?

っていうVTRを見たことないか?

まさに、

どうやって製品を作るのかを

考える部署だ。

冷蔵庫にも製造ラインがあり、

最初は一枚の板金から自動で

成形していくのだ。

その製造ラインの設計をする

部門に配属されたのだ。

なぜ体力がいるのか?

新製品の立ち上げにおいて、

納期を守るためには

そのラインの立ち上げに

徹夜することがしばしばあるのだ。

頭脳もいるし、体力もいる。

夜中の呼び出しに耐えうる

メンタルも必要なのだ。

生産技術に配属された私は、

そこからさらに半年の

生産技術者研修を受けることになる。

ここで

機械図面、電気図面、エアー機器、

サーボモータ、シーケンサー、

センサー、油圧、マイコン制御

ネジ・バネ、加工機などなど

一通り、生産技術に必要な

要素技術を学ばせてもらった。

その後、

新人の私に技能競技大会に出るように

指示が下った。

マイコン制御という競技。

基盤を設計図通りハンダづけして

組立て、その基盤でサーボモータを

回すプログラムをデバッグするのだ。

私は、

その競技大会で新人ながらも頭角を表す

ことになったのだ。




長くなっちまった。

今日はここまで



おしまい