大阪公立大学の宣伝をやりすぎたかも

しれぬ…

関西圏以外からの志願者の方々、

この大学に入ってくる大阪の子は

ただのかしこじゃなくて、

ホンマのかしこやから注意しーやー。


中期試験の3/8まであともう少しですね。

今日も前回からの話の続きです。

だんだん鼻についてきてるはずです。


そして、私は

松下冷機の面接を受けに行くことに

なったのです。

まず、一次面接と簡単な筆記試験が

ありました。

それをクリアすると後日

技術役員担当の面接になるという

流れでした。

ここで、とても重要なことを

言っておくと、

当時、府大工学部は

不景気とはいえ

大手企業に大学の推薦枠が数人程度ずつ

あったのです。

なので

面接を受けさえすればたいてい受かる。

(ロームは出身大学不問という特殊な
採用を行っていたので、私みたいなあまちゃんは落ちたのです)

一方で文系は一番最初の性格判定テスト

みたいなやつから一つ一つ関門を

くぐり抜ける必要があり、

猛者共しか役員面接には到達しない

という就職状況でした。

これが故に理系は就職に有利と

言われていたのだと思います。


と、

前回ロームの面接で

失敗した私は想定問答を事前に

用意し、挑みました。

志望動機はかっちり固めました。

空調設備のメンテをしていたので

現物に触れるうちにその設計を

したくなったのだと。

この辺の受け答えは

人事担当者に

はまっていきました。

が、なぜだか家族構成を聞かれ、

家族の職業も聞かれました。

父大工、兄大工、弟建築専門学校…


ふーむ…

あなたは建築に携わろうとは

思わなかったのですか?


自然な質問だが、核心を

ついてきている。

私の受験生時代の岐路を

ついてきているのだ。

兄弟の中でも学業優秀であった

私は建築ではなく、

医学部を目指していましたと…
(鼻についてきただろ?)

ところが、実力が伴わなかったのと、

浪人する経済力もなかったので、

C日程であった府大工学部に入学

することになったのですと。

後期で阪大の建築を受けようとして

いたが、医学部落ちで気力がなくなり

試験を受けませんでしたと…

また、

弟さんはなぜ専門学校なのですか?

という問いもあった。

そのとき、私はこう答えていました。

「5つ下の弟が高校を選ぶ時に、

大学行くんやったら普通科やけど、

大学は研究者を育てるところ

だから、早く稼ぎたいんだったら

普通科行くより、工業高校で実務力

をつけたほうがいいって私が弟に

アドバイスしました。

その流れで建築士の専門学校なんです」

と、どうやらこの答えが人事担当

の心にはまったようだ。

(今思えばくそ生意気なやつにしか
思えない)


今日も長くなりそうだ。

このくらいにしておこう。


おしまい