小島聖矢(SEIYA KOJIMA)〜日本人初、大卒タイリーガーの人生〜 -2ページ目

小島聖矢(SEIYA KOJIMA)〜日本人初、大卒タイリーガーの人生〜

ヴェルディss小山→流経大柏→流経大
2012~2017タイリーグ
2018~2018/5バングラデシュ
2018/6〜タイリーグ1Ubon UMT United
2019〜奈良クラブ
2019/6〜BGパトゥムユナイテッド
大卒でプロになれなかった無名選手が大卒日本人初のタイリーグ1部でプレーするまで〜

天皇杯1回戦 vs 立命館大 1-2負け。出場なし



大学生にくしくも負けてしまったこの一戦。

厳しい部分は前回も書いたのでそういう部分はまだ目に見えて改善はできていなかった。ということなので今回は視点を変えてみようと思う。


みなさん、この試合は“なぜ”負けたと思いますか?

さぁその原因を見つけるためになぜ?なぜ?と考えていくうちに過去のことに目を向けていることに気づいたでしょう?

これはサッカーだけに限らず全ての物事に通じることで物事がよくなっていかないとき、原因を探すのに“なぜ?”を使っているから。

〜〜〜〜〜〜〜

じゃあ、この試合“何のために”負けたと思いますか?という質問に変えたらどうかな?

〜〜〜〜〜〜〜

その答えを未来に向けて原因を探していませんか?

例えば、

この負けはリーグ戦に集中するため

自分たちがより一層団結するための試練

など

うまくいかない原因を“なぜ”から“何のために”に変えるだけでその後の改善の仕方が大きく変わっていくんです。


だってなぜ?で考えたら過去のことになってしまう。過去は誰にも変えられないから。

何のためにを考えて未来を変えていった方がポジティブだしすごく楽しくなっていく。


だからこの負けは何のために負けたのか。何のためにうまくいかなかったかを考えて次に向けて準備していけたらなと。

ようやく徐々にではあるが朝練にも人工芝にも体が慣れはじめているのでパフォーマンスをもっと上げてチームの起爆剤の1つになれればと思う。

うまくいかない時こそ、原点を忘れずやっていきたい。

では
みなさんこんにちは!

今週のN・ROOMではスポーツジャーナリストの中西哲生氏を招いての講演でした。



ベンゲルのもとでプレーし引退後も様々な活動をしてる人の熱い話はためになりました。

その中で最も印象に残った

成長のために「どんなことも受け入れる吸収力」

という言葉。

大卒で日本を離れタイにプレーの場を移した僕が7年間で1番多く一緒にプレーした外国人がブラジル人。

世界中どの国でも活躍できる、チャンピオンズリーグで上位になるチームにはほぼ100%ブラジル人がいる。

僕はそこに大きな疑問をずっと抱いていた。

なぜブラジル人はこんなに世界中どこでも活躍できるのか?

よく言うのはハングリー精神が凄いとか自分が活躍しないと家族が生活できなくなるとか言うもの。

でもブラジル人と関わっていくうちに気づいたのがさっきも言った「どんなことも受け入れる吸収力」がずば抜けていたことだった。

変化を望むがなかなか変わることのできない日本人。その国の文化や習慣、サッカーのスタイルを瞬時に受け入れそこに順応できるブラジル人。

当然活躍しているのはブラジル人だった。

その違いはなんなのか?

それに気づいたとき僕は180度見る目が変わり見えてくる世界が変わった。

それが「プライド」を捨てられるかどうか。

タイで出会った日本人(現役Jリーガー)の多くはタイでプレーしているにもかかわらず、

・日本だったらもっと環境が良い
・日本人だったらちゃんとしてる
・日本だったら…
・日本だったら…
・J1から来たから…


と、過去の経験やプライドが邪魔をして文句ばかり言い、チームからめんどくさいと思われていたことが多かった。

そしてそういう選手たちは対して活躍もせず1年で日本に帰っていった。

一方でブラジル人はあーだこーだ文句は言っているが誰よりもその国の文化を尊重し、どうすれば自分が生き残れるかというものを瞬時に察して行動に移していた。

過去にどんなに良い経歴があっても自分が変わることを恐れず、というか変わることを楽しんでいるように見えた。

こういったことが中西さんの話で確信に変わった。

ブラジル人は常に成長を本気でし続けていたのだと。だから全てを受け入れられたのだなと。

日本人も成長を望んでないとは言わない。だけど過去の経歴やプライドが大きく邪魔をして変わることを望みながら変われない状況に陥っていると思うし変わることをカッコ悪いとすら思っているのかもしれない。

変わりたいけどプライドが許さない。

僕からしたら本当にカッコ悪い言葉。

プライドなんて捨てて変わった姿を露骨に見せ、あんな必死になってあいつバカだなと言われるやつの方がカッコいいし、そういう奴からは本気さや感動が伝わってくる。

いい意味でKYであれ。だよね。

でも成功するためにはみんなと同じことをしていたら天才でもない限り100%無理だしずっと夢は叶わない。

ちょっと長くなってしまったがこれを読んで少しでも多くの人達が自分を見つめ直し、どうプライドを捨て、どう変わっていくのかを是非やってほしいと思う。

全ては成長するため。

新しい挑戦、変化の先には必ずしも成功はないかもしれない。だけど必ず成長はあるから。

今を全力で生きよう。

では
リーグ戦8節 vs Honda FC 0-1負け。

出場なし。

終始、苦しい展開でした。



スタンドから見ていて勝つ気があるのか?と思ってしまうくらい守備に走力を費やしていましたね。

トーナメントであればそれはオッケー。PKで勝てますから。

ただリーグ戦で勝つためには1点以上点を取らなければ勝てない。

もちろん、守備で失点をゼロに抑えることはめちゃくちゃ大切なこと。

でもこの試合みなさんの記憶に残った枠内シュート、もしくは惜しかったなぁというチャンスありましたか?

少なくとも俺の記憶にはないです。

そこでサッカーの本質を考えた時、あの苦しい状況の中、FWを何度も追い越してゴールに向かってプレーもしくはスプリントをした選手がいたかどうか。

ボールを回されて疲れていたかどうかなんて関係ない。

どんな展開になっていようが関係ない。

点を取るためにサッカーはあって勝つためにやっている。

点を取れるポジションなんてGK以外誰にでもチャンスはある。コーナー、FK、PKなどのセットプレーであればCBだろうが点は取れる。

その試合にすら絡めてない自分に不甲斐なさを感じるとともに何かを変えていかないとなと感じさせられるゲームであった。

さて、そんな状況で感じる危機感がある。

日本ではなかなかないだろうが僕が生きてきたタイ、バングラデシュという国では普通に起こりうること。

それが夏のウィンドウでの解雇。契約書なんぞただの紙切れでしかない。大事なのは数字のみ。


Transfer marktという選手を管理するサイトがある。

選手の細かなデータを集めてくれている。ここには数字が全ての世界があるし多くの代理人がこれを見て連絡をしてくるという世界。

奈良クラブのもある。

さて、8試合を終えて2勝1分5敗の12位。

良いとは言えないですね。

これは7年海外でやっているので勝手に感じてしまうので僕の勝手な意見なんですがこのままだと多くの選手が夏のウィンドウでクビになり多くの新しい選手が契約するという流れになってしまう。

事実そんな中で僕はやってきたし毎年去っていく選手、監督、社長。新しく加入する選手、監督、社長を見てきた。

1年間で5回監督が変わったこともあった。2年間同じチームにいた時は自分含め5、6人以外の選手は総入れ替えという感じ。

失点が多ければGK、DFの選手が

内容がよくなければMFが

点が取れてなければFWが

ポジションにかかわらず結果が出てなければ外国人選手がクビになる。

5月の終わりくらいからなぜか自分と同じポジションに新しい選手が練習参加しにくるとか枠は埋まってるのにニュースで新しい選手が加入と流れたり。

クビになれば給料は無くなるし次の職探しもしなければいけない。

そんな危機感を勝手に感じてしまっている。だからこそこういうのを示し、何かを変えるきっかけを作れればなと思う。

日本ではまずあり得ないことなのでそれを踏まえて今まで積み重ねてきたものにプラス変えれることがあると思うのでそれができればなと。

結果が全てのプロの世界とそれまでの過程を重視する日本のサッカー。

このバランスをうまく合わせて次の試合に繋げられたらなと思う。

そのためには1日たりとも無駄にはできないからとにかく練習で準備するのみ。

では
天皇杯県決勝 
🆚天理大学 4-0、1ゴール。


普段リーグに出てないメンバーで臨んだ1戦。

試合開始30分くらいは硬さのある選手(自分含め)多かったがそれ以降は硬さも取れ、前半だけで3-0という理想的な展開になった。

サッカーはいくら内容がよくても点を決めなければ勝てないスポーツ。




点を取った時の歓喜を奈良クラブに関わる全ての人がのほとんどが望んでいること。

実際、リーグ戦7試合で5試合無得点はサッカーの本質からすればかなりネガティブな要素になる。

「リスクをおかさないことが後にリスクとなって降りかかってくる」

タイガーウッズの言葉であり自分も取り入れていることの1つ。

この試合のゴールではリスクを犯してでも前に行こうという気持ちが現れていたと俺は感じていた。

山くんのゴールもサイドバックながらあそこまで上がっていること、ようせいのオーバーヘッドも無理な体勢だけど1番早くシュートできるのが難易度の高いオーバーヘッド。

その前のプレーでも多くの選手がゴールに向かって走り込んでいる。


みんなが安パイにプレーしていたらあのような思い切りのあるプレーにはならないと思う。

ミスも多かったがチャレンジしていなければミスは起こらないし事故も起きない。

もちろんサッカーにはしてはいけないミスがあるけどそれが起こってしまうのがサッカー。

ミスに対してあーだこーだ言うのは簡単。じゃあミスの前どういう準備をしていたか?ミスの後どういう姿勢を見せたか?

そこに重点をおけばさらにみんなが切磋琢磨しあっていいチームへとなっていくだろう。

それがチームスポーツの醍醐味でもある。

ちょっと話が逸れるが自分が出た試合で優勝したのは10年ぶり以上前のこと。素直に嬉しかったし盾もらい慣れてないから恥ずかしかった。





とにかく、相手が大学生だろうがどんな相手だろうが4点取って無失点で勝てたことはポジティブなもの。

ただ、できなかったことなど反省点も多かった試合なので次のホンダ戦までにしっかりとコンディション、プレーといい準備をしていきたい。

ホームで勝ち試合とゴールを見せれるように。

「脳から変えていく」




では
みなさんこんにちは!

ある日、先輩から聞いた話

彼がブラジルに武者修行に行っていたときとても貧しい地域の教会に入った。

そこには多くのミサ(お祈り)をする人たちがいて泣きなら何かを神様に向かって何かをお願いしているみたいだ。

後日英語をできる友達に聞いたところ、その人々は想像もしないことをお祈りしていたらしい。

「こんな私たちに生きるための食事を与えてくれ、子供達も健康に生きている。本当にありがとう」と。

てっきり貧しい人だからもっとお金をください。職をください。などのお願いをしていると思ったら涙しながら“今ある”ものにありがとうという気持ちを込めていた。

〜〜〜〜〜〜〜

今年日本に戻ってきて改めて日本の素晴らしさを感じる。

大学卒業まで“当たり前”と思っていた何気ないことでもありがとうと思える。

それは海外に行ってみて初めて感じること。

蛇口をひねれば当たり前に水が飲める。コンビニに行けばなんでも買え、綺麗なトイレがある。

などなど。

生きていれば必ずぶつかる壁や失敗、挫折や苦しい出来事。

そういう時ってどうしてもないものや自分以外のことに原因を背けがちだけどその時に1回落ち着いて今あることを見つけそれに感謝してみよう。

必ず気持ちは落ち着きポジティブなものになる。



ということで総本舗 白酒屋(代々継がれている伝統ある草餅屋)と長谷寺まで行き、挨拶をしてきました。







お願いをするのではなくありがとうを伝えに

そこまでする時間がないときは朝起きた時と寝る前など1日のうちにゆっくりする時間(風呂に入る時など)を作って最低でも“5個”は今日の出来事や今ある事にありがとうを見つけるようにする。

これをする事で1日が清々しく始まり気持ちよく睡眠へと向かうとこができる。

世の中生きていれば必ず辛いことがあるけどそんな人はこの作業を続けてみよう。

では