こんにちは! 青年法律家協会ロースクール生部会です!

 

例年、私たちは9月に講演会を企画して開催しております。今年も、9月19日(火)に行います、今日はそのご案内です!

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講演タイトル:

『改憲とマスメディア ーこのまま口を閉ざすのかー』

講師:梓沢和幸先生(弁護士 東京弁護士会所属)

日程:9月19日(火)

開場:16:30~
講演:17:00~18:30

懇親会:19:00~

※講演会終了後には懇親会もあります。

会場:四谷地域センター 11階 集会室4

(〒160-0014 東京都新宿区内藤町87番地 四谷区民センター11F

地下鉄: 東京メトロ丸の内線「新宿御苑」駅下車 徒歩5分)

主催:青年法律家協会法科大学院生部会

※参加費無料です

●参加ご希望の方●
①お名前,②所属(ロースクール名等),③学年、④懇親会参加の有無をそえて,
下記アドレスまでご連絡ださい。皆様のご参加をお待ちしています。
連絡先:ls_seihoukyou@yahoo.co.jp

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昨年、私たちは 『改憲問題』をテーマに講演会を企画しました。改憲についての動きはあれからさらに具体的なものになってきました。

 

今年の5月3日、憲法記念日に安倍首相は改憲について2020年までを目標に実現させる意欲を表明しました。政権与党である自民党はこれを受けて、現在憲法9条3項に自衛隊の存在を明記する「加憲」を行うこと、緊急事態条項の創設などを検討し、改憲発議に向けた動きを見せています。

 

このような中、”忖度(そんたく)”というワードが森友学園問題で注目されました。しかし、政権の意向を窺う”忖度”は何も官僚だけに見られるものではありません。

 

日本のメディアにも、異変が生じています。政府の方針に憂慮を示していた著名なキャスターが影響の強い番組からつぎつぎ降板しました。政権の意向を”忖度”して、報道内容を自制する雰囲気が、日本の大手マスメディアに広がっているように見受けられます。イギリスのガーディアン紙が、スノーデン氏の良心に基づく告発を世に伝えたようなスクープは見られず、強い権力側に寄り添った姿勢が日本のメディアの現状のように思われます。

 

憲法改正について「議論を深める」ということが安倍首相の改憲メッセージの意図だったとされています。しかし、今のメディアでは、政権の意向に沿った改憲を実現するための議論ばかりが進められるのではないでしょうか。そのような議論が、「議論を深める」という本来の意味とはかけ離れていることは明らかです。9条改憲が戦後初めて、現実味を帯びて議論されるようになってきています。こうした戦後最大のテーマについて、現在のメディアの取り組みは十分とは言い難いでしょう。

 

今回の企画では、メディアの現状を知り、その問題点を明らかにしつつ、憲法改正が議論される中でメディアの果たすべき役割を学ぶことを目的をしています。「メディアは国民の知る権利に奉仕する」ということを聞いたことある方もいるでしょう。しかし、具体的にメディアの果たすべき役割を個々の問題に応じて検討し、理解されている方はそう多くないと思います。

 

そこで、今回のご講演では梓沢和幸弁護士をお招きしました。先生は、「石に泳ぐ魚事件」や「生活ホットモーニング訂正放送請求事件」、「テレ朝報道BPO申立て」など報道被害にかかわる著名な事件に取り組まれており、同時に、各種メディアの報道記者との交流経験も豊富にお持ちです。現在も、立憲主義の回復を目指す市民団体の立ち上げや、報道被害や改憲問題に関する著書を多数発表されています。

メディアや改憲問題についての豊富な経験と理論に基づいて、現在の改憲問題や日本のマスメディアの抱える問題についてお話しいただきます。

 

憲法について考えるのは何か”重い”と感じる人もいらっしゃるかもしれません。しかし、改憲は国民一人一人が考えて判断することが必要になります。梓沢先生は講演等の人に伝える活動も多くの経験がございます。わかりやすく問題をときほぐしていただけると思います。今回、メディアという身近な問題をとらえつつ、一緒に考えてみませんか??

☆☆みなさまのご参加をお待ちしています☆☆