写経完成!! | サラリーマン書道家 教証~KYOSHO~ の 筆文字日記

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近畿の片田舎でサラリーマンと書道家
2足の草鞋を履く「教証」が
日々の生活で出会った素敵なことばや
歌詞などを筆文字でつづります。

2018年10月26日のブログで

仏説阿弥陀経(本文1857字)の写経を完成したことをご報告しました

写経全景

(仏説阿弥陀経写経全景)

 

その後

2019年8月14日のブログでは

仏説観無量寿経(7200字あまり)の書写を

平成最後の日の4月30日に書き終えたことをご報告しました

(横幅85㎝の長尺の写経用紙10枚にもなりました)

 

そして その後

「仏説無量寿経」(上下巻で17400字あまり)の写経を加えて

浄土三部経の書写を完成させると宣言しましたが・・・

 

その後

もう一度仏説阿弥陀経を別の料紙に写経し

また 縦尺の料紙にももう1巻写経したあと

いよいよ仏説無量寿経上下巻の写経にとりかかり

ついに今年5月の連休に 上下巻とも写経を完成しました!!

(仏説無量寿経上下巻)

 

書の喜びを得させていただいたものとして

生きている間に達成したい目標のうちの一つがやっと達成できました

 

すでに 幼少から御縁の深い雲城山正教寺さま(浄土真宗単立)に

ご奉納させていただくことが決まっておりますので

先日 表具店に持参し 打ち合わせも行ってきました

(表具師さんは神戸の名匠原汲古堂さんで長年修行された

若いけれど 腕の確かな方です

後日詳しくご紹介したいと思います)

 

ただ字が書ける 書きたいというだけでは

このような仕事は達成できなかったと思います

体調であるとか 気持ちであるとか

仕事の具合であるとか 家人の理解とか

料紙とのめぐりあわせとか ・・・・・

とにかく さまざまな「縁」が結晶となったのが

今回の仕事だと思っています

こういうのを「仏縁」というのでしょうか

 

誰に頼まれたのでもなく

ただ自発的に 「書かせていただきたい」という思いの

赴くままに ここまできたという

何か不思議な感覚にとらわれています

 

いま 世の中は 人々がかつて経験したことのないような

大きな辛苦のなかにあります

しかし これも 私たちの意識や自らの働きを超えた

「大いなる力」の働きの中にあるのだということを

感じずにはいられません

 

わたしたちは 常日頃から 「自分の力で生きている」

「生きるために何かをしている」といった意識に

支配されがちですが このたびのような大きな出来事の前では

自分が信じていた自分の「力」というものは

無に等しいということを目の当たりにさせられます

同時に 私たちは目に見えない 大きな力 大きな導きによって

生かされているのだということも 改めて実感できるのだと思います

 

浄土三部経全巻書写という

自分では達成できるとも思っていなかった仕事をさせていただいた

このご縁を 今後の人生の道しるべとしていきたいと

思っています

 

ちなみに

これらの写経は全4巻に仕立てられ

奉納にあたっては法要も営まれる予定です

ご奉賛のご案内も含め 詳細については

おってお知らせさせていただきます