上野恩賜公園内の「大仏山」と呼ばれる丘に、全国でも珍しい「顔だけ」の上野大仏が鎮座しています。
その歴史は古く、1631年に戦死者慰霊のために建立された釈迦如来坐像が始まりです。
度重なる地震や火災に見舞われ、第二次世界大戦時の金属供出によって体部を失いましたが、残った顔面部だけが大切に保管され、現在はレトロなパゴダ祈願塔の傍らに祀られています。
「これ以上落ちない」という歴史的背景から、現在は合格祈願の象徴として受験生に絶大な人気を誇っています。
精養軒に隣接する静かな高台で、穏やかな表情を浮かべる大仏像。上野の激動の歴史を見守り続けてきたそのお顔に、一年の無事や大切な願いを託してみてはいかがでしょうか。
