セボルガ公国という国をご存知でしょうか??


多くの方が聞いたことのない国名だと思いますが、それもそのはず、これから国際社会で国として承認を得ようと頑張っている最中の国なんです。


セボルガ公国は、イタリアのフランスとの国境近くの山中にある小さな国で、かつての諸侯の国が存在していて、その後イタリアにいつの間にか併合されていたという歴史を持ち、その歴史の解釈から、独立を主張しているわけであります。


詳しく知りたい方はウィキペディア参照(^^)
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/セボルガ公国


そんなセボルガ公国に初めて訪れたのは、今年の1月、セボルガ公国のプリンスからランチにお招きいただいた時です。


ちなみに、セボルガ公国のプリンスは、かつての諸侯の血統が途絶えたのか、今はイタリアの実業家が選挙で選ばれてプリンスをやっていらっしゃいます。


山間にあり標高も高く、その日は濃い霧が立ち込めていて、非常に幻想的かつ神秘的な趣を感じました。


師匠と霧の立ち込めるセボルガ公国にて
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このたび2度目の訪れとなりますが、前回と違って天気は快晴!


絶好のお散歩&フォトジェニック日和♪


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ちゃんと、国境もあるんです。
普段はここに衛兵が立っています。

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私はこのセボルガ公国がすごく好きで、というのも、風情が気に入っただけでなく、国作りを現在進行形で見ることができるからです。


国ってどうやって作るんだ?
そもそも、国ってなんなんだ?


っていうことをすごく考えさせられます。


自称独立国というのは、世界中に結構ありますよね。
でも、国際社会からは認められていない。


学校では、
国家の定義は、国民、領土、主権の3つが存在することであると習った覚えがありますが、その3つを満たすものだけが国なのだろうか?


まあ、正解はないので、考えてると面白いですね。


国によって、承認国の数は違います(例えば日本は北朝鮮や北キプロスを国として認めていない)から、普遍的な意味で、世界に何カ国あるのかってわからないですよね。


とりあえず国連加盟国を世界の国の数とするのがいいのでしょうか。


イギリスなんかは、4つの国の連合に過ぎませんから、本来4カ国と数える(FIFAとかでは、イングランド、スコットランドのようにちゃんと分けてますよね)方が実質が反映されている気もしますし、うーーん、微妙。


しかも厄介なことに、マルタ騎士団は国際連合のオブザーバーになっていて、ある意味、国として、国に準ずる存在として認められていますが、このマルタ騎士は領土を持ちません。


つまり、国家の3条件のうち、領土が欠けているんけですよね。


バチカン市国内に、マルタ騎士の事務所がありますが、その中ではしっかり治外法権も、認められていたりして、領土はないにせよ主権はありそうだし、、、


国の定義って難しい(;ω;)


今のところの見解としては、
世界の国々からどれだけ認められているかで決まると考えていいんじゃないかと思っています。


1つの国から承認されている国、例えば北キプロス(トルコしか認めていない)なんかは、国際社会において国として認めるには足りないでしょう。


じゃあ、どれぐらいの国に認められたらいいんだっていうのは難しいですが、とにかく、どのくらいの国が認めているかで、国を定義してみるといいんじゃないかなーって思ったりしてます。


皆さんもぜひ、国ってなんなんだ?って考えてみてください。


答えがない問いを考えるのは楽しいですよ(^^)