そんなことを思いながら
モニターには
どんどん大腸の中を入っていくカメラ

てか意識がハッキリしている
麻酔効いてないよ、これは!
ヤバイ
痛くなる!

医者がちょっとここ痛みますよーー!

ここか!痛いの!
頑張る、頑張る、頑張る
耐える

先生焦らすやん!
俺イラチやから
焦らすの大嫌いやで!





ハイでは
盲腸までつきましたから今から抜いていきますねー、

は?痛いヤツは?
確かにずっと違和感
痛いヤツは何処へ??

抜く時痛いの?

あら?
なんか素人目からしても大変クリアーな感じな、大腸

買いたての洗濯機のホースみたい

ではもうおわりますねー

は?痛いやつは?いつ?
麻酔効いてたの?

あー潮見さんこれじゃないかなぁ
ここ痔になってて
それが便に血液が混ざっていたのじゃないかなぁ
結果は後日ですが
キレイな大腸だこと

女医さんが言うてました

クソ恥ずかしい!


実は上手いこというてます


なんの問題もないのはそれで芸人的に困る
女医さんに恥ずかしい感じにさせられ

どうするん?





念のため
30分程点滴を受けたまま横になります

意識が薄れてる人がいるときがあるからです

いやマジで
意識ずっとハッキリしているし
開通してもなんもないし
トラブルないし
辱しめられただけ?


いや
ヤバイ芸人的に困る
とずっと考えながら
横になってます

そして30分経ち
点滴が無くなるまで
椅子に座り待ちます

そのあと点滴の管を外したら着替えて
終了

ヤバイ痛くなかったし
なんも起きてない
どうしよう

点滴管を外してもらいバンドエイドを貼ってもらい

どうしよう事件が起きない、と考えながら
着替えます



その時
床に血がポタポタ落ちます

え?女の子の日始まった?
今晩は赤飯?なんて考えながら
点滴の刺してたところを見ると
バンドエイド越しに
血が溢れてます

なんか血が垂れてるのに
事件が起きた!とテンションが上がる
不思議な状態に

看護師に腕を見せたら

あらまぁー
ちょっと待ってくださいねー

と新しいバンドエイド

何故かそのあとから全く血はでてこず
トラブル起きず

肩を落としながら着替えます

点滴で倒れた女の子は
元気に出てきました
たまにこういうことがあるらしいです
よかったねお嬢さん

トラブル老夫婦は
今から検査らしく検査室に入る前に
またゴタゴタしてます

声かけたくなる幸薄そうなタイプの女性は
これからの検査に不安げな表情で
僕をちらっと見てきたので
僕も声に出ない声で
大丈夫やで!
と笑顔

もし、病院じゃなく
シャレたショットバーなら
僕と彼女は夜の街に
消えていったでしょう(笑)





そんな妄想しながら
会計
調べていた値段より案外安かった
7,000円弱

一度帰宅
ライブ準備

今日は運転運動等はダメです

がライブは大切なお仕事
尚且つ
あまりにも順調すぎる検査を終え
ライブを欠席するなんてあり得ません

会場に着き
大腸検査の話しなどで談笑


続く