もらってうれしかった暑中見舞いは?

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 挨拶、といって、まあ、虚礼も多いが、衣食足りて礼節を知る、とも言うように、できればありうべきもので、だいたい言語やら文学やらいうものも、実用と虚飾というか、意思疎通、伝達機能の中に娯楽やら趣味やら、そういういろいろこみいっているのが人事の常で、女性の魅力とかも必要不可欠に思う人もいれば、家には有能なハウスキーパーがいれば事足りるので、あまり莫迦でなければ誰でもいい、とか人それぞれなのは世事万端に共通…普遍と特殊、共通と個性、微分と積分、とか正反対の概念が表裏一体に混在しているのが、物事というもので…
 
 脱線して混乱してきたですが?暑中見舞いというのがなぜあるか?というと、つまりは暑い夏を優雅に、というか、和風なしゃれた遣り過ごし方、で乗り切る智慧の一つで、風鈴チリリン、という音がしているだけで、非常に暑い夏が良きものとなる。
 
 蚊取り線香でも、ぐるぐるの渦巻き型でないと殺風景。蚊帳でも涼しげな色やら風情をしているし、朝顔も見るからに涼し気と言えば涼しげだし、芙蓉の花みたいな金魚鉢でゆらゆら揺れている金魚、水中花なんてのも夏が暑いからこそ引き立つ風物詩で、自然を愛する東洋的精神だなあ、とか思う。ゼン、鈴木大拙とか連想する。…
 
 浴衣を着た女性とか、線香花火、露草というのも綺麗でいいなあ…
 銷夏、なんて熟語もポエジーがある気します。
 今ちょっと調べたら、袁牧という詩人の書いた「銷夏詩」という漢詩があって、俗世間を離れて別荘で悠々自適に過ごしている境涯を、詠んだもので、軽井沢で避暑している有閑マダムが?誇らしげに自慢しているみたいでもあるが?まあ共感する感じもある。精神的なぜいたくさが、銷夏という言葉に込められているのかと思います。