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 音楽一般は、まあ普通に好きですが、音楽はえてして軽薄な「流行」とシンクロしていて、そこがちょっと嫌、そういう感じはあります。
 
 デヴィッド・リースマンの「孤独な群衆」(Lonely Croud )は、現代社会を批判的に分析した有名な書ですが、現代人を三つに分類していて、「自分志向、伝統志向型」「他人志向型」…つまり、自分の考え方や価値観より、世間一般の大衆とかの動向をやみくもに追っているような、そういう軽薄なタイプの人物が現代大量消費社会には多い…で、そういうマスコミ大衆みたいな新人類を、「孤独な群衆」と呼んだわけです。
 
 コミュニティに根付いた昔ながらの人格形成のプロセスを経ているがゆえの、精神の安定性を、しかしそういう都市のマスコミ大衆は喪失していて、で、孤独なわけです。人間疎外というのか、そういう感覚に苦しんでいる。
 
 「ライ麦畑でつかまえて」という、サリンジャーの有名な小説も、そういうなんというか現代ならではの特異なパーソナリティ、分裂病とかでもないのにやたらに気まぐれというか、コロコロ言動が変化して、何を言っているのか、考えているのか判然としない、知性が低いとか鈍いとかでないのに、どこかおかしい。
 
 こういう書物はひと昔もふた昔も前に(もっと前かw)話題になった本ですが、日本で言うと高度成長期の、社会がどんどん変化してきて、ボクなんかは、そういう変化とほぼ軌を一にするように成長してきた「のび太君世代?」?なんですが、その変化の渦中にいるとわかりにくいおかしさというかバイアスが、何事にもあって、灯台下暗しというように、岡目から見たら、八目も形勢判断というか、現実認識がずれているというそういう弊もありうる?