わんちゃんの好きなところは?

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 なぜか、犬を、ワン公一般を忌み嫌うような、なぜか長年自分の中ではそれが常識になっているが、?故事来歴はあいまいです。
 
 子犬は、パピーと言って、puppy と綴る。子猫は kitty またはpussy です。似たつづりだが、なぜかな?
 
 だいたいに、ボクは猫が好きすぎるような愛猫家で、猫にも好かれます。猫は撫でていると癒されるが、犬を飼っているとなんか逆に気が休まらないのでは?とか飼い主に感情移入しにくい。
 
 猫ブームとかで、あまりにも猫の可愛さが喧伝されていて、相対的に犬の魅力というか色あせる感じなのか。
 
 が、愛玩用でなく、自分の中の男性性や攻撃性とか一種のプライドの表現の象徴として、ドーベルマンとか精悍な強すぎるような犬を飼ってみたい気もする。もちろん番犬にもなるし?
 
 ドーベルマンと一緒にいるだけで、影響されてなんか自分の中にも力がみなぎるような感じがして、そうしてそういうパワーのニュアンスが本当に自分の中に強さを湧き出させるような?そういう触媒になるということもありそうだな?
 
 日本のハードボイルド系の作家で、西村寿行さんが犬好き、大藪晴彦はライフルが好き、そういう男性性の誇示の小道具として、あるいはちょっと軟弱な川上宗薫さんが、ドーベルマンと土佐犬のハイブリッドで、強さの極みの犬を交配しようとしたり、だから結局それは暴力へのアンビバレントな憧憬というか?世間や社会への葛藤の表現かもしれない。
 
 文学というと、そういう路線の延長にジャックロンドンとかシートンとかもいて、「野性の呼び声」というのも有名です。が、読んだかどうかあいまい。「狼王ロボ」なんてのも感動したっけ。「凍える牙」とか、キングの「クージョ」も怖い犬の話かな?「バスカビル家の犬」というのもあった。
 
 狼は「大神」で、稲作においては害獣駆除のための守護神と崇めたことから来ていたな?狼はまあ、「一匹狼」という表現のごとくに毅然とした孤高のイメージです。猛犬を飼って、矜持を誇示する人は、だから寧ろ、イヌに、「狼に戻ってくれ」と、そういう願いを込めているのかも。イヌという言葉はいいニュアンスでなくて、卑屈な、人間におもねる感じがだからボクも嫌いなんですが、歳を重ねるうちに人間嫌いになってきたので、それに伴って、だんだん犬が疎ましくなってきた、そういう推移かもしれない。
 
 頑是ない子供のころに、素朴に子犬を可愛がっていた、そういう心境にはもう戻れない。
 
 が、どうしたらいいのか?それもわからない、現実には単なる stray sheep なのが今の自分なのです…