好きな花は?

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 昔は、百人一首とかの時代には、「花」イコール「桜」で、ただ「花」と書くと桜の花のことだったらしい。
 
 「久方の光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらん」は、桜を詠んだ秀歌で、武士道の精神の象徴とか言われているらしいが、だから「散るが花よと吹く小夜嵐」という、三島の辞世と同じ精神である。
 
 「葉隠」の嚆矢である、「武士道とは死ぬことと見つけたり」という、あれですね?
 
 「花」という言葉一つとっても、実に様々な意味、連想、用法があって、日本語に限らないかしれんが、人間の精神や言語の複雑精妙さや、「百花繚乱」な豊饒さを思います。
 
 女性の美しさ、あるいは女性の隠喩として「花」は普通に用いられる。
 
 「職場の花」、「壁の花」とか言う。
 
 「花より団子」もそうだな?「華麗」も、抽象語ですが、「華」が花という意味で、「華道」は生け花の”お花”ですね?
 「華」は雅語というかお洒落なので、よく女の名前にも使う。「華美」も、派手な綺麗さ、という意味で、「華やか」もよく使うが、比喩的な用法の派生である。
 
 「散華」というのは、潔く、特攻隊員とかが死んでいく様子の美化された表現ですが、これも知らないと忖度しにくい言葉である。
 
 女性を花にたとえるというのは、割とポピュラーで、今日の花らしい「すずらん」だと清楚な女性に使う。
 「百合」もそうです。吉永小百合、も、本当に清楚で上品で、名が体を表している好例でした。
 
 「牡丹」だと、濃艶で、セクシーな女性。「薔薇」だと、ちょっと高雅な印象が混じる。「薔薇ならば、花開かん」というのは文豪ゲーテの有名な箴言で、文才のあることの例えらしい?…「薔薇族」はよくわからん。
 「百合族」はレズの隠語。
 
 蒲公英、タンポポとかだと、「歩き始めたみよちゃん?」みたいなかわいい女の子かな?
 昔の漫画に「スミレさん」という女性が出ていて、主人公の恋敵だった。なんか美しいんだが、神秘的というか、寡黙なキャラ、陰キャラ?で、よく感じが出ていたっけ。
 外国人の女性名前でも、マーガレットとか、バイオレット、ローズ、リリー、…
 
 
 
 四季折々にいろんな花はありますが、