長く生きてきて、この間に還暦を迎えました。この還暦という言葉の意味は、干支が全部で十干十二支あるのが一巡する、全部だと１２０年かかるから簡易的に60年を一区切りにしたのだと思う。僕はみずのとで卯年です。癸卯と書く。
ヒノエウマ、は男を食う女性、だったか。甲子園球場は、キノエネ、の年にできた。戊辰戦争は、ツチノエタツ、壬申の乱は、ミズノエサル、に起きたのだと思う。（調査省略）
若いころは還暦の人というともうおじいさんか、そういう感覚でしたが、今の自分は若い時分とさほど違わない気分で、実際に見た目も30代かとか言われます。30年この方ひきこもっているので、紆余曲折はあっても、普通の意味での生きる苦労が欠落しているのかもしれない。ひきこもりになってからは故郷の片田舎からほとんど遠出することはなくなって、旅行とかも全くできなかった。が、前半生ではそれなりに様々な場所に旅をしました。前置きが長くなったが、で、行ってみてよかったというか楽しかったのは和歌山県内にある「高野山」かな？研修旅行で行ったのですが、空海が開山したらしいこの著名な霊地、名刹は、さすがに独特な風情がありました。夏に訪れたのに、境内に入ると薄く靄がかかっていてヒンヤリ涼しい。宿坊に泊まって精進料理とかを食べたのですが、何だか本当に修行僧にでもなったような爽快な気分転換ができたな、とそういう感じだったです。似たようなパワースポットというか少し宗教的な名所に、すぐ近くの「救馬渓観音」というのがあり、ここはしばしば参詣に行って境内の空気を吸っていると、本当に覿面に元気になる時がある。なぜかははっきりわからないが本当にパワーがみなぎるような感じになる。多分これは大勢の人が長年一心不乱というか全身全霊で真摯にお参りを捧げてきたという、そういう祈りや願いのオーラ？のっようなものの名残が瀰漫？しているからか？とか思っていたものです。
