死にざまってのは最期の最後の落としまえだ。生きざまあっての死にざまだ。
「死にざまってのは最期の最後の落としまえだ。生きざまあっての死にざまだ。
俺の武士道は俺の生き様で示す!」by土方歳三
「無頼」(岩崎陽子先生)より。
新撰組結成直後の不安定な時代。
芹沢一派と近藤一派とは、いろいろ揉め事がありました。
そんな中、隊服問題が発生。
隊服を作ろうという土方さんと、不要(あるいは全身黒にするべき)という芹沢さんが揉め、
派閥の外にいる斎藤さんが決定することになりました。
芹沢さんの士道と土方さんの士道は一致するものではありません。
たまたま斎藤さんが行った居酒屋に、土方さんが先客でいました。
そこで斎藤さんは尋ねます。
「土方さんの士道とは?」
それに対しての土方さんの答え・・・
「死にざまってのは最期の最後の落としまえだ。生きざまあっての死にざまだ。
俺の武士道は俺の生き様で示す!」
これは芹沢さんの「いかに武士らしく死ぬか」という士道に
対抗したものだといえますね。
この模様は「無頼」1巻にあります(^^)
名作「無頼」、未読の方はぜひぜひ読んでくださいね!