俺たちが入店した際には先客が1カップルだけであった。なので、店員は気を利かせ俺たちをそのカップルの隣の席へ案内してくれた。『そうそう、カップル喫茶なんやからちゃんとカップル同士見せ合わないとね!』分かってる店員の計らいがニクかった!店内には薄いベールが装飾されていて安っぽい作りで、席もベールでいいかげんに区切られていた。カップル喫茶ブームに便乗して開店、ブームが去ったらすぐ商売替えしようと目論んでいるかのような店構えであった。『失敗したかな…?』俺は入店したことに少し後悔した。席に着くとオーダーしていたドリンクと、コスプレの衣装を持って店員がやってきた。やたらフランクに話しかけてくる店員がすすめるコスプレ衣装を、丁寧に断るKちゃん。俺も今日はKちゃんの私服が良かったので、このままでいいと思っていたところだった。

 邪魔な店員も消え、隣のカップルを注目する俺たち。ちょうどフェラでイったところだったようだ。女性がティッシュで口を拭く仕草がベールごしに見えた。うっすらと見えるところがまたエロティックだった。しかし、そのカップルはそんな情緒もどこ吹く風とばかりに、今度はバックでのFUCKを開始したのであった。もう、ベールなんか必要ないとばかりに席からハミ出しプレイに興ずる隣のカップル。今でもあの男と女の野獣のような声と顔は忘れられない!Kちゃんはドン引きだった。いや、俺も少し引きましたよ。男は思いっきり体育会系ラガーマンか柔道選手、女性は場末のスナックのオバちゃんって感じ。ものの5分もしないうちに男性は発射。さらに今度は座位で再戦しだした。もう、ず~っと凝視でしたね。今度は女性の口に発射。いくらかザーメンがこぼれたみたいで、これが本当の“白い暴動”だなと下らぬネタを考えたりした。

 さらにこのカップル以上のすっごい奴がこの後やってきた!

→つづく