あぁ…なんかお腹痛くなってきた…。10年以上経った今でも思い出すだけで、お腹が痛くなるわぁ。とにかくM子の母親と今度から一緒に暮らすという男性(以下X)とM子と3人で会う事になった。まあ、詳しくは書かないけれどコッテリとしぼられた訳で…。俺は知らなかったからと言っても当時高校生だったM子を無断外泊させた訳で…(「北の国から」の倉本調で)。平謝りでした。ここからが問題で「高1と知ってM子のことを女性として愛せますか?」と母親はすごい質問をしてきた。高1か…当時俺は25歳。10歳の差は30歳を過ぎた今となってはおかしくないが、25歳と15歳では差があり過ぎる。化粧や服装で19歳と誤魔化せるだろうが、真実を知った今では無理だった。その日以来、M子とは逢う事はなくなった。

 そして、1~2週間経った頃だったかM子の母親から突然電話があった。M子がここ2~3日帰らないと言うのだ。俺がどうやら疑われているらしい。疑いを晴らすため、俺は心当たりを探した。会話の端々を思い出し走り回っている最中、M子の母親から携帯が鳴った。M子の日記が見つかりそこにある男性の住所が書いてあったというのだ。俺はM子の母親とXらと合流し、その住所へ向かった。

 まだ震災の傷跡が生々しく残る神戸。その街中の1つH駅付近にその住所はあった。薄汚れたマンションのある部屋のチャイムをドキドキしながら押す。中から出てきたのはパジャマ姿のM子であった。「!!」戸を閉め逃げ込みむM子。「ちょっと待ち!」戸を開け部屋に入る母親。Xと俺はその様子をうかがっていた。部屋の中は数名が住んでいそうな雰囲気で、一人の中年男性がいるだけであった。その男性は堅気に見えない風貌で、最悪のケースを俺は想像した。

しかし、ここ数回はまったくエロくなくて申し訳ない!!

→つづく