レッドゾーンを振り切った様子を見せぬよう、努めて平静を装いながらのデート。ご飯を食べたり、映画を見たり…と刻々と時間は過ぎていった。M子は門限が19時とのことなので早い時間に帰らねばならない。「どうする!?」俺は対策を考えるが時間はあと少ししか残されていなかった。結論は次回に持ち越し!と出た。チキンだ…。

 門限少し前、「またね!」と家路に向かうM子。次があるかどうかの不安もあるが“M子が子役アイドル時に、某S誌でも活躍する某アイドル評論家Nにホテルに誘われた”というイイ話しを聞けたしヨシとするか。「しかし、Nは真性のロリコンやったんやな(笑)」

 数日経ったがM子からの連絡はなかった。「まあ、それもしゃあないか。」と俺はまたもテレクラに通い続けた。昔からの親友Aと“テレクラ・バトル”というものに挑戦しだしたのもこの頃で、それはまたの機会に書くことに。

 だいたい半年経った頃だろうか、またもテレクラCにいた俺。時間は20時ごろ。会社帰りのOLを狙っての出動だった。いくつかのイタ電のあとにつながったのは19歳女子大生だった。聞き覚えのある声…M子だ!はじめはシラをきるM子だったが、色々話していくうちにM子であることを白状しだした。「また電話かかってくるの楽しみにしてたんやで。」と言うと「ごめんね、嘘をついててかけづらかったねん。」と謝りだした。(そうそう、余談になりますが前回の日記で「見知らぬ番号からコール」と書きましたが当時の携帯は番号表示がされない機種でした。申し訳ありません。古い話しでいくつかの記憶がおぼろげになってました。)俺は「気にしてないよ。また、遊びにでも行こうよ。」とM子を誘った。同じ電話に何度も遭遇することはよくあるが、そのほとんどのコールが“テレSEX”なら良い方で“キチ○イ”や“イタ電・ひやかし”のたぐいだ。こんな極上の子が何度もかけてくるのは奇跡にちかく、『何かある!』と直感的に考えた。『今度は絶対逃さないようにしないとな。』俺たちはまた翌日逢うことになった。

→つづく