Mの超絶テクに茫然自失だった俺を正気に帰らした光景。それは、上から床にへばりついてこちらを見つめる裸体!裸体!裸体!(プッシーキャット・キル!キル!キル!)畑中葉子の名曲「後から前からどうぞ」ならぬ「上から下からどうぞ」な、この店の作りを俺たちは感嘆した。「3階、行く?」俺はMを誘ってみた。が、「ううん、今日はやめとく。」とM。まあ、二人ともイった後でもあるし、ゆっくりと他のカップルを眺めることにした。「はぁ~、カップルごとにいろんなやりかたがあるんやな。」そうそう冷静に他人のSEXを見る機会は多くはないことはないしね。3階はお互い見せあいながら、スワッピングに入っていったようだった。

 30分もしたころ、見飽きたこともあり俺たちは店を後にした。「こうなったら他の店も開拓したいな。」と言うと、Mは「わたしも見つけてる店があるねん。」と返して来た。じゃあ今度はそこへ行こうということを話し、その日は別れた。しかし、その後1年ほどMとは会うことができなくなる。極度の躁鬱病で病院にも通っていたMは、その数日後からひどい鬱状態に落ち実家に帰ったのだった。しかし、カップル喫茶の魅力にしばし憑かれた俺は他の相手を見つけ通いだしたのであった。それはまた後日にでも。次回からは『テレクラ風雲記・第2部』!

→つづく