片す(上)

納屋の一区画を片付ける。大物は母の嫁入り道具のタンス、鏡台、祖母の使っていたタンス等。

故人が集めた各地方の人形共々、昔は人形ケースは定番だったらしいが、いつかは後世の誰かが処分せねばならんのだ。

子供の頃の記憶では貴重品が入ってたと思われる小物入れ引き出し。物色したが金目のものは一切なかった。

が、別の引き出しの巾着から記念硬貨が出てきた。日当くらいにはなる…か?

それと高校のときに取った簿記検定3級証書が出てきた。今ださりげなく履歴書には書いてるので、これはgood。

母の祖父作の魂のタンスは解体して焚き火にする。
"清浄の炎よ汚濁の街を焼き尽くせ"的に。

最後の一枚を焼く頃には日が暮れた。
今日の日は~さようなら~♪
また逢う日まで~♪













