2021年5月9日(土)日経新聞朝刊朝刊1面

 

フィリップモリスが紙巻きたばこを日本で販売することを10年以内にやめるとのこと。

フリップモリスには、まだ紙たばこで売れる銘柄はある。

しかし紙たばこは縮小していく見込みであり、至極当然の決定だろう。

今は、売上が伸びているのが、加熱式タバコである。

今後はそちらに注力していくようだ。

加熱式タバコは、有害性も紙巻きタバコより少なく、煙もすくなく、火を使わないので人気がある。

私も10年以上前にタバコをやめたが、かつては愛煙家だった。

たばこは、ニコチンやタールが少ないたばこが発売され、愛煙家もそちらに移っていった。

ニコチン中毒者には、加熱式でも満足できる人がたくさんいるようだ。

今の流れは、健康志向の流れである。

しかしそうはいっても、タバコを吸う全体の人の数は減っていて、タバコ会社の憂慮すべき状況は変わっていない。

フィルムを使うカメラが減っていくなかで、見事に医療機器メーカーに脱却した富士フィルムのようにタバコメーカーも変革を遂げられるだろうか?