松木クロ歴史③

一般社団法人

日本ホスピタリティセラピスト協会の松木恵里です。

憧れのサロンさんに

すっかり気狂いしてしまったわたしは、

自分を見失っています。

｢彼女と比べることでしか自分を見ることができない｣という、

とても痛々しい心理状態。

彼女と同じようにすれば

きっと彼女になれるはず！！！と信じているのに、

同じようにしてもしても上手くいかない・・・。

わたしはどうしてこの仕事を始めたんだっけ？

子供がただいま～と帰ってきて、

ママがおかえり～と迎えてあげること、

これがわたしの最初の目標だったはず。

人気サロンになりたいとか、

遠方からもお客様がきてくれるような

すごいサロンになりたいとか、

毎月ご予約でパツパツになりたいとか、

そんなことは思い付きもしなかったはずなのに、

今のわたしは一体なにを求めているんだろう・・・と。

そんなこと、

振り返る余裕すらなく、

願いはただただ、

｢彼女のようになりたい。｣

それだけ。

子供が邪魔だとさえ思っていた時期があります。

最低ですよね。

子供がいるから、

もっと働きたいのに、

もっとステキなサロンにしたいのに、

子供のせいで時間も空間も制約だらけで

わたしの想い描くようにできないんだ。

子供の存在さえなかったら、

わたしはもっと仕事をがんばれるのに！！！

本当にそう思っていました。

ものすごく悲しい考えですが、

もう、

そこまで自分を見失っていたとしか

言いようがありません。

だって、

憧れの彼女は、

独身で、

子供さんもいないから、

とてもスタイリッシュに、

うらやましくてたまらない自由な生活と仕事を

手に入れているようにしか、

その頃のわたしには映らなかった。

だから、

わたしは自宅サロンだけど、

子供の存在は完璧に消そうと

できる限りの努力をしました。

子供がいることをお客様に見せてはいけない。

どうにかしてこの存在をないものにしなくちゃいけない。

そうやって、

実家や主人や幼稚園やお友達に子供を預けまくって、

お客様が来られる時には

子供の姿は絶対に見せないようにしたり・・・。

最初の想いと全然違うわけです。

ただいま～♪おかえり～♪だけを求めていたわたしとは、

真逆です。

しんどかったです。

子供にもかわいそうなことをしたな・・・と、

反省と謝罪しかありません。

１番ママを必要としている幼い時期に、

｢お仕事の方が大切なんだ｣と態度で示されるさみしさ。

そんなのを感じさせてしまって。

もちろん、

ダンナさまとの関係もどんどん悪くなります。

家庭と子供が１番だったはずなのに、

お前は変わってしまった・・・って、

思われて当然です。

お友達にも迷惑かけまくってました。

｢なんであんたの仕事の為に

わたしがあんたの子供預からなあかんの？｣と、

言われたこともあります・・・。

それだけやってて、

仕事がそんだけ成功してくれれば

それはそれで良かったのかも（良くないけど）しれないけれど、

ここまでやっても

憧れの彼女には

これっぽっちも近付いていない。

相変わらず

毎日毎日彼女のブログを読んでは、

自分と比べて激しく落ち込む日々です。

そんなこんなの頃に・・・

義父（主人のお父さん）が

ガンで入退院を繰り返すようになります。

また興奮して長くなってきました（笑）

続きはまた次回。