*來と花の交換Note*
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「アーサーがどこにも居ない?それは一体どういう事なんだい?!」











カレンダーを見ると、あの日から6年が経とうとしていた。


俺は警察官という仕事の傍ら、彼の手掛かりを必死に探している。しかし、無情にも未だにアーサーは見つからないままだ。


果たして、彼は無事なのか。何故俺の前から消えてしまったのか。全ては謎に包まれている。




「ねえアーサー、」



そう呟いて、夜空を見上げる。



君は何処へ行ってしまったんだい?聞きたいことが山あるんだ。君がいなくなってから、ずっと夢だった警察官になったんだ。HEROだぞ。格好いいだろう?ねえ、アーサー。聞いてよ、ねえ。



「・・・・・・聞いてよ・・・・・アーサー・・・・」



でも、ここに君はいない。


ねえ、覚えてる?俺、前に言ったよね?

『俺は、君だけのHEROだぞ!』って。

そうしたら君ってば顔真っ赤にして、『ばかぁ!』って。

それがあんまりにも可愛くて、こっそり隠し撮りしたなんてのは秘密だけど。








でも、これ以上君がいない生活は、






―――ツライ






―――クルシイ





息をするのもままならないんだ。










すると――、向かいの古びた路地へ入っていく、見覚えのある背中が目に飛び込んだ。


所々跳ねている褪せた金髪。小柄で細い体。

そして、なによりも驚いたように振り返ったグリーン。特徴的な太い眉毛。




それらを見て確信する。







これが彼じゃないわけ、ないだろう?










「アーサーッッ!!」




気がついたら足が走り出していた。





俺の目にはアーサーしか見えてなくて、近づいてくる大型ダンプの存在などさっぱり頭になかった。








ププーッ!







けたたましいクラクションの音があたりに木霊する。

それと同時に自分の体へと、鈍い感覚が広がった。






『ッ・・・・!アルッ!』


最期に見えたのは、目を潤ませたアーサーが急いで駆け寄ってくるっていう幻覚。





そして―、










意 識 が ブ ラ ッ ク ア ウ ト し た 。






                                      続きます[花]