そらにいでたるりゅうのくも

空に出でたる龍の雲

おおしきすがたでそらにほえ

雄々しき姿で空に吠え

われのこころにといかける

我の心に問いかける

 

そらはくもにおおわれて

空は雲に覆われて

はれそらいまだみえぬども

晴れ空未だ見えぬども

 

りゅうのといかけわがむねを

龍の問いかけ我が胸を

おくふかくまでてらしだす

奥深くまで照らし出す

つらぬくやりをてらしだす

貫く槍を照らし出す

 

 

ふあんのやりがささりしの

不安の槍が刺さりしの

かこからみらいにささりしの

過去から未来に刺さりしの

がいねんのなかのかこみらい

概念の中の過去未来

いまをつらぬきくるしめる

今を貫き苦しめる

ひとつにつながりくるしめる

一つに繋がり苦しめる

 

いまのへんかをとめるやり

今の変化を止める槍

おのれをしばるやみのやり

己を縛る闇の槍

 

やりがつらぬくかこみらい

槍が貫く過去未来

そんざいしないかこみらい

存在しない過去未来

いきていくなかでなんぼんも

生きていく中で何本も

やりにさされてうずくまる

槍に刺されてうずくまる

なみだながしてうずくまる

涙流してうずくまる

 

 

ふあんのくものしょうたいは

不安の雲の正体は

おそれのやみのしょうたいは

怖れの闇の正体は

 

ささりしやみのみぎひだり

刺さりし槍の右左

ほうぼうささりしまえうしろ

方々刺さりし前後

うえにしたにのもやのいろ

上に下にの靄の色

 

あいとだきあうそのもやの

哀と抱き合うその靄の

せつなきおもいそのかぜが

刹那き想いその風が

もやにかくれてつつみこむ

靄に隠れて包み込む

えたいのしれぬかなしさよ

得体の知れぬ哀しさよ

 

 

もやはがいねんかたちなく

靄は概念形なく

なんのちからももちはせぬ

何の力も持ちはせぬ

ただただおのれのおもいのかけら

ただただ己の想いの欠片

いきてきたみちはぐくみし

生きて来た道育みし

ゆめやきぼうのぬけがらよ

夢や希望の抜け殻よ

 

 

ぬけがらだけではいきられぬ

抜け殻だけでは生きられぬ

おもいのかけらはいきられぬ

想いの欠片は生きられぬ

おのれのまわりをただよいて

己の廻りを漂いて

ただよいただよいただよいて

漂い漂い漂いて

おのれのかんじょうむすびつく

己の感情結びつく

 

きどあいらくとむすびつく

喜怒哀楽と結びつく

 

きとだきあえばゆめとなり

喜と抱き合えば夢となり

どとだきあえばおそれへと

怒と抱き合えば怖れへと

あいとだきあいふあんへと

哀と抱き合い不安へと

らくとだきあいきぼうへと

楽と抱き合い希望へと

 

だきあうあいてでいろかわる

抱き合う相手で色変わる

だきあうあいてでかぜかわる

抱き合う相手で風変わる

だきあうあいてでおんどもかわる

抱き合う相手で温度も変わる

 

すべてのこんげんおなじもの

全ての根源同じ物

おのれがうみしこころなり

己が生みし心なり

 

 

ふあんのやりもやりでなく

不安の槍も槍でなく

こころをつなぐいのちえだ

心を繋ぐ命枝

 

いちなるみたまのほそきえだ

一なる御霊の細き枝

すべてがつながるいのちえだ

全てが繋がる命枝

 

 

もやのいろをかえたくば

靄の色を変えたくば

せかいのいろをかえたくば

世界の色を変えたくば

 

もやとむきあいみつめあい

靄と向き合い見つめ合い

かんじょうはずしてみつめあい

感情外して見つめ合い

 

もやのなかにみえしもの

靄の中に見えし物

おのれのかけらにみえしかげ

己の欠片に見えし影

 

あいのひとみでみつめれば

愛の瞳で見つめれば

それがなにかがわかるはず

それが何かが解るはず

 

 

すべてのもやのこんげんは

全ての靄の根源は

すべてのおもいのこんげんは

全ての想いの根源は

 

おのれをあいするこころから

己を愛する心から

かんじょうぬけおちさまよいて

感情抜け落ち彷徨いて

おもいのかくのみただよいし

想いの核のみ漂いし

いきつづくためそのときの

行き続く為その時の

そのときどきにもつおもい

その時々に持つ想い

おのれのつよきそのおもい

己の強きその想い

むすぶつくほかなきさだめ

結びつく他無き運命

 

 

おのれでとらえしそのこころ

己で囚えしその心

ときはなつのもそのこころ

解き放つのもその心

 

いだきあいたきそのこころ

抱き合いたきその心

のぞむこころでだきあえば

望む心で抱き合えば

 

あいしあいしてだきあえば

愛し愛して抱き合えば

 

そのあいこそがもやをかえ

その愛こそが靄を変え

せかいのかぜをかえてゆく

世界の風を変えて行く

 

おのれのじんせいかえてゆく

己の人生変えて行く

 

 

そらによろこぶりゅうのまい

空に喜ぶ龍の舞

あさひをあびてこうこうと

朝陽を浴びて煌煌と

えがおたくわえうたうたう

笑顔蓄え歌うたう

しあわせのうたたからかに

幸せの歌高らかに

 

そらのくももやわらかに

空の雲も柔らかに

はれそらひろがりあたたかに

晴れ空広がり暖かに

 

かぜはおだやかほおをなぜ

風は穏やか頬を撫ぜ

われのゆくみちひかりさす

我の行く道光さす

 

 

ふあんもおそれもかぜにのり

不安も怖れも風に乗り

はるかかなたでまいあそび

遥か彼方で舞い遊び

われのゆくさきみまもりて

我の行く先見守りて

てをふりそらにきえてゆく

手を振り空に消えて行く

 

われはあいとうでをくみ

我は愛と腕を組み

ゆめときぼうをたずさえて

夢と希望を携えて

まだみぬそらへあゆみゆく

まだ見ぬ空へ歩みゆく

いのちのかぎりあゆみゆく

命の限り歩みゆく

 

たしかなるあいむねきざみ

確かなる愛胸刻み

せかいをあいでうめてゆく

世界を愛で埋めて行く

 

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