もろはのつるぎをふりかざし
諸刃の剣を振りかざし
きょうもひなんでひとをきる
今日も非難で人を斬る
もろはのつるぎをふりかざし
諸刃の剣を振りかざし
きょうもひていでひとをきる
今日も否定で人を斬る
もろはのつるぎときづかずに
諸刃の剣と気づかずに
きってきってきりまくる
斬って斬って斬りまくる
もろはのつるぎときづかずに
諸刃の剣と気づかずに
あわれおのれできりつける
哀れ己で斬りつける
ひなんというなのげんそうの
非難という名の幻想の
ちからにみせられちるこころ
力に魅せられ散る心
ひていというなのうたかたの
否定という名の泡沫の
ちからにみせられちるこころ
力に魅せられ散る心
ちからをえるのにしかくはいらぬ
力を得るのに資格はいらぬ
ちからをえるのにどりょくもいらぬ
力を得るのに努力も要らぬ
ちからをえるのにこころもいらぬ
力を得るのに心も要らぬ
ちからをえるのにおのれもいらぬ
力を得るのに己も要らぬ
あわれましょうのちからなり
哀れ魔性の力なり
これげんそうのちからなり
これ幻想の力なり
かざしてかざしてふりかざし
かざしてかざして振りかざし
きってきられてきりまくり
斬って斬られて斬りまくり
いたみわすれるそのやいば
痛み忘れるその刃
まやくのごとしそのちから
麻薬の如しその力
あいてのいたみもうしないて
相手の痛みを失いて
おのれのいたみもうしないて
己の痛みも失いて
すべてのいたみもうしないて
全ての痛みも失いて
まひしたままでふりかざす
麻痺したままで振りかざす
からだもげてもふりかざす
体もげても振りかざす
こころもげてもふりかざす
心もげても振りかざす
すべてもげてもふりかざす
全てもげても振りかざす
そこにおのれがどこにある
そこに己が何処に在る
なににおのれはなりたいか
何に己はなりたいか
すべてうしないそれでさえ
全て失いそれでさえ
きがつくこともうしないて
気が付く事も失いて
なんのためのたたかいか
何のための戦いか
わすれしくうきょなまけいくさ
忘れし空虚な負け戦
もろはのつるぎをふりかざし
諸刃の剣を振りかざし
きょうもひなんでひとをきる
今日も非難で人を斬る
もろはのつるぎをふりかざし
諸刃の剣を振りかざし
きょうもひていでひとをきる
今日も否定で人を斬る
もろはのつるぎときづかずに
諸刃の剣と気づかずに
きってきってきりまくる
斬って斬って斬りまくる
もろはのつるぎときづかずに
諸刃の剣と気づかずに
あわれおのれできりつける
哀れ己で斬りつける
あわれむざんなまけいくさ
憐れ無残な負け戦
まけておのれをしるがよい
負けて己を知るが良い
むくろになりてしるがよい
骸になりて知るが良い
ひていひなんのもろはでは
否定非難の諸刃では
なんのすくいもならぬこと
何の救いもならぬ事
だれのたすけもならぬこと
誰の助けもならぬ事
それにきづきておもいだし
それに気づきて思い出し
それにきづきてわすれじの
それに気づきて忘れじの
いたみからだによみがえり
痛み体に蘇り
いたみこころによみがえり
痛み心に蘇り
こころおのれによみがえり
心己に蘇り
おのれおのれにたちもどり
己己に立ち戻り
ましょうのちからきえにけり
魔性の力消えにけり
まやくのちからきえにけり
麻薬の力消えにけり
やみのせんのうきえにけり
闇の洗脳消えにけり
もろはのつるぎをふりかざし
諸刃の剣を振りかざし
あのひひなんでひとをきり
あの日非難で人を斬り
もろはのつるぎをふりかざし
諸刃の剣と振りかざし
あのひひていでひとをきり
あの日否定で人を斬り
もろはのつるぎときづかずに
諸刃の剣と気づかずに
きってきってきりまくり
斬って斬って斬りまくり
もろはのつるぎときづかずに
諸刃の剣と気づかずに
あわれおのれできりつけた
憐れ己で斬りつけた
かなしいかこにわかれつげ
哀しい過去に別れ告げ
いけよあかるいみらいへと
行けよ明るい未来へと
いけよせかいとともにゆけ
行けよ世界と共に行け
いけよみんなとともにゆけ
行けよ皆んなと共に行け
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