わがみのなかに

我が身の中に

やどりしあいは

宿りし愛は

 

わがみのなかで

我が身の中で

はぐくみしあいは

育みし愛は

 

われのすべてをくすぐりて

我の全てをくすぐりて

われのすべてをめぐりゆき

我の全てを巡りゆき

 

わがみのすべてでほうしゃする

我が身の全てで放射する

 

 

わがみのなかに

我が身の中に

やどりしあいは

宿りし愛は

 

わがみのなかで

我が身の中で

はぐくみしあいは

育みし愛は

 

われのすべてのこころをみたし

我の全ての心を満たし

われのすべてのうつわをみたし

我の全ての器を満たし

 

うつわのふちよりあふれでる

器の縁より溢れ出る

あふれてあふれてあふれでる

溢れて溢れて溢れ出る

 

 

すべてでほうしゃするあいは

全てで放射する愛は

あふれてあふれだすあいは

溢れて溢れ出す愛は

 

わがみのそとにうずまきし

我が身の外に渦巻し

いきばのさだまぬかんじょうの

行き場の定まぬ感情の

さまよいただようかんじょうの

彷徨い漂う感情の

 

すべてのちぎりをときはなち

全ての契りを解き放ち

 

ぎたいしたあいきづかせる

擬態した愛気付かせる

あいそのものだとおもいだす

愛そのものだと思い出す

 

それがしめいのはてのはて

それが使命の果ての果て

あなたがきめてきたすべて

あなたが決めてきた全て

 

はるかなるみらいの

遥かなる未来の

はるかなるゆめのものがたり

遥かなる夢の物語

 

 

はるかなるみらいのてまえで

遥かなる未来の手前で

はるかなるゆめのてまえで

遥かなる夢の手前で

 

いまだにみたされぬこころは

未だに満たされぬ心は

いまだにみたされぬうつわは

未だに満たされぬ器は

 

そのすきまをうめるべく

その隙間を埋めるべく

おなじいろのかんじょうをつよくいざなう

同じ色の感情を強く誘う

 

そのすきまに

その隙間に

ながれこみしかんじょうがうずをまき

流れ込みし感情が渦を巻き

おもてがわのこころをしはいして

表側の心を支配して

 

それがおのれのげんじつだとさっかくさせる

それが己の現実だと錯覚させる

それがおのれのすべてだとさっかくさせる

それが己の全てだと錯覚させる

 

ぜんあくのなきそのさっかくにしはいされ

善悪の無きその錯覚に支配され

それをげんじつとしていきる

それを現実として生きる

 

 

みたされぬままのすきまに

満たされぬままの隙間に

みちるなにかがつくるげんそうせかい

満ちる何かが創る幻想世界

 

みたされぬままのすきまに

満たされぬままの隙間に

みちるなにかがつくるげんじつせかい

満ちる何かが創る現実世界

 

 

そのげんじつげんそうせかいのなかで

その現実幻想世界の中で

 

ときにはうらがわにかくれ

時には裏側に隠れ

ときにはぎたいするあいと

時には擬態する愛と

 

ひとつひとつであい

ひとつひとつ出逢い

ひとつひとつかわし

ひとつひとつ交わし

ひとつひとつだきしめ

ひとつひとつ抱きしめ

 

そのげんじつげんそうせかいのなかで

その現実幻想世界の中で

 

ときにはひかりかがやき

時には光り輝き

ときにはこごえるあいを

時には凍える愛を

 

ひとつひとつはぐくみ

ひとつひとつ育み

ひとつひとつていねいに

ひとつひとつ丁寧に

ひとつひとつうつわにおさめゆく

ひとつひとつ器に収めゆく

 

 

よきひ

佳き日

あしきひ

悪しき日

いつのひも

いつの日も

 

かんじょうのかぜをたずさえ

感情の風を携え

かぜをあやつり

風を操り

かぜにほんろうされながら

風に翻弄されながら

 

あいをあつめあるくたび

愛を集め歩く旅

 

これがじんせい

これが人生

 

しめいのはてをゆめみながら

使命の果てを夢見ながら

うつわをみたしあるくたび

器を満たし歩く旅

 

これもじんせい

これも人生

 

 

すべてはあいのかたまりにかえるための

全ては愛の塊に還る為の

せつなえいごうにあるくたび

刹那永劫に歩く旅

 

それがじんせい

それが人生