ぜんあくしんぎりょうひなく

善悪真偽良否無く

いろなきじじつふりそそぐ

色無き事実降り注ぐ

 

うつよのそらにふりそそぐ

現世の空に降り注ぐ

 

はなびらのようにゆきのよに

花びらの様に雪の様に

ひらひらはらはらふわふわと

ひらひらはらはらふわふわと

ひらひらはらはらふわふわと

ひらひらはらはらふわふわと

 

 

うつしみふれしそのときに

現し身触れしその時に

こころにふれしそのときに

心に触れしその時に

 

こころのいろにいろどられ

心の色に彩られ

いろなきじじついろがつく

色無き事実色がつく

すがたかたちもかわりゆく

姿形も変わりゆく

 

 

ときにひとなりはなとなり

時に陽となり花となり

こころあたためだきしめる

心暖め抱きしめる

 

ときにあめなりゆきとなり

時に雨なり雪となり

こころぬれさせこごえさす

心濡れさせ凍えさす

 

 

いろやかたちはあまたあり

色や形は数多在り

うつしみひとりそれぞれに

現し身一人それぞれに

ひとりひとりのいろあいに

ひとりひとりの色合いに

ひとりひとりにかたどられ

ひとりひとりに象られ

 

 

いろやかたちのこうたんや

色や形の濃淡や

おおきさおんどえいりさは

大きさ温度鋭利さは

 

つたえあいにてぞうふくし

伝え合いにて増幅し

じじつににせてふりそそぐ

事実に似せて降り注ぐ

 

うつよのそらにふりそそぐ

現世の空に降り注ぐ

 

 

いろつきふじじつふるときは

色つき不事実降る時は

のりしおもいのかおいろで

乗りし想いの顔色で

 

うつよのそらのいろかえる

現世の空の色変える

うつよのかぜのいろかえる

現世の風の色変える

 

 

いろつきふじじつふりそそぎ

色つき不事実降り注ぎ

ふれしうつしみまどわせる

触れし現し身惑わせる

 

ふれしうつしみいろづける

触れし現し身色付ける

 

 

いろつきふじじつえせりんね

色つき不事実似非輪廻

めぐりめぐりてぞうふくし

廻り巡りて増幅し

うつよのそらをゆがませる

現世の空を歪ませる

 

ゆがみのいろにきょくははし

歪みの色に極はなし

ぜんあくりょうひなにもなし

善悪良否何も無し

うけとるうつしみきめるのみ

受け取る現し身決めるのみ

 

ゆがみにまかるもまかれぬも

歪みに巻かるも巻かれぬも

おのれのこころのいろしだい

己の心の色次第

おのれのうちのかくしだい

己の内の核次第

 

 

ぜんあくしんぎりょうひなく

善悪真偽良否無く

いろなきじじつふりそそぐ

色無き事実降り注ぐ

いろつきふじじつふりそそぐ

色つき不事実降り注ぐ

 

うつよのそらにふりそそぐ

現世の空に降り注ぐ

まじりみだれてふりそそぐ

混じり乱れて降り注ぐ

 

はなびらのようにゆきのように

花びらの様に雪の様に

ひらひらはらはらふわふわと

ひらひらはらはらふわふわと

ひらひらはらはらふわふわと

ひらひらはらはらふわふわと

 

あめのようにとげのよに

雨の様に棘の様に

ぱらぱらざあざあちくちくと

ぱらぱらざあざあちくちくと

ぱらぱらざあざあちくちくと

ぱらぱらざあざあちくちくと

 

 

このひあおぐもふせるのも

この陽仰ぐも伏せるのも

このはなめでるもすておくも

この花愛でるも捨て置くも

 

かさをさすのもぬれるのも

傘をさすのも濡れるのも

たてでふせぐもうけるのも

楯で防ぐも受けるのも

 

すべてはおのれがきめるみち

全ては己が決める道

すべてはおのれのいきるみち

全ては己の生きる道

すべてはたましいみがくたび

全ては魂磨く旅

ふたたびみたまとであうため

再び御霊と出逢う為

 

すべてはひとつにかえるみち

全ては一つに還る道