あいしあいされあいゆえに

愛し愛され愛故に

あいとはなんぞとといかける

愛とは何ぞと問いかける

 

あいしあいされあいゆえに

愛し愛され愛故に

あいなきいのちはいきられぬ

愛なき命は生きられぬ

 

 

あいのこんげんしらぬとも

愛の根源知らぬとも

あいをかたりしこのせかい

愛を語りしこの世界

 

じこあいじょうあいにんげんあい

自己愛情愛人間愛

ふうふのあいにおやこのあい

夫婦の愛に親子の愛

 

あいさえつけばあいとなる

愛さえつけば愛となる

うすきことばにきずつきし

薄き言葉に傷つきし

あいとはなんぞとといかける

愛とは何ぞと問いかける

 

めでみてさがすもみつからず

目で見て探すも見つからず

みみをすませどみつからず

耳を澄ませど見つからず

はなをきかせどみつからず

鼻を利かせど見つからず

もがきあがくもきつからず

もがきあがくも見つからず

 

さまよいつづけしこのせかい

彷徨い続けしこの世界

さまよいつづけしこのじんせい

彷徨い続けしこの人生

さまよいつづけしこのうんめい

彷徨い続けしこの運命

 

 

いしきのはてにこえきこえ

意識の果てに声聞こえ

きおくのはてにこえきこえ

記憶の果てに声聞こえ

 

そとにさがすはみつからず

外に探すは見つからず

そとにゆだねしそのはては

外に委ねしその果ては

わがみをけずるあいとなり

我が身を削る哀となり

かりしうつしみやせほそる

借りし現し身瘦せ細る

 

かりしうつしみかれはてて

借りし現し身枯れ果てて

たまわるしめいをうすめゆく

賜る使命を薄めゆく

 

 

あいしあいされあいゆえに

愛し愛され愛故に

あいされのぞむはそとになく

愛され望むは外に無く

あいされのぞむはうちにあり

愛され望むは内に在り

 

われをあいするじこあいと

我を愛する自己愛と

まわりみちしたじこあいよ

回り道した自己愛よ

 

 

たましいみたまのうつしみと

魂御霊の現し身と

たましいみたまのかわしあい

魂御霊の交わし合い

 

うつよでおこなうしゅくずなり

現世で行う縮図なり

 

 

われよりさきにげんせいに

我より先に現世に

おりしあまたのうつしみと

降りし数多の現し身と

こころをかわすぎしきなり

心を交わす儀式なり

 

たましいみたまのうつしみと

魂御霊の現し身と

たましいみたまでかわすため

魂御霊で交わす為

 

こころかさねしそのぎしき

心重ねしその儀式

それがあいのひとつなり

それが愛の一つなり

 

 

あいをあまたにかわすため

愛を数多に交わす為

げんじつうつりしにわにおり

現実映りし庭に降り

じげんのかんじょうたずさえて

次元の感情携えて

あまたのうつしみであいゆく

数多の現し身出逢いゆく

 

 

これがあいのこんげんの

これが愛の根源の

ふちのひげねのものがたり

淵の髭根の物語

 

あいのぜんぼうまずみえぬ

愛の全貌まず見えぬ

さいはてちいさきものがたり

最果て小さき物語

 

 

あいしあいされあいゆえに

愛し愛され愛故に

あいのこんげんみたすため

愛の根源満たす為

きょうもわれらはあいしゆく

今日も我らは愛しゆく

 

 

あいしあいされあいゆえに

愛し愛され愛故に