贈り哥 ー五枝ー
「蒼のしろと青のしろ」
蒼映す
水面泳ぎし
しろとしろ
寄り添い遊び
次は空へと
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「冬暖かに」
冱つ風に
剥がされぬよう
繋いだ手
二人の狭間
冬暖に
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「ふたりひとつに」
馴染む香と
滲む温もり
胸に沁み
躰を巡り
ふたりひとつに
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「ふわりあたたか」
きみとぼく
赤い毛糸に
編み込まれ
ふわりあたたか
しあわせな冬
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「碧蕾」
碧蕾
秘めたる想い
募らせて
漲る心
春色に染め
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おくりうた －いつつえだ－
「あおのしろとあおのしろ」
あおうつす
みなもおよぎし
しろとしろ
よりそいあそび
つぎはそらへと
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「ふゆあたたかに」
いつかぜに
はがされぬよう
つないだて
ふたりのはざま
ふゆあたたかに
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「ふたりひとつに」
なじむかと
にじむぬくもり
むねにしみ
からだをめぐり
ふたりひとつに
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「ふわりあたたか」
きみとぼく
あかいけいとに
あみこまれ
ふたりあたたか
しあわせなふゆ
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「あおつぼみ」
あおつぼみ
ひめたるおもい
つのらせて
みなぎるこころ
はるいろにそめ
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