百千鳥
美空遊びし
春の風
共に踊りて
囀り響き
---------------
ももちどり
みそらあそびし
はるのかぜ
ともにおどりて
さえずりひびき
---------------
百千鳥<季語:春> ももちどり
多くの小鳥。いろいろの鳥。また春の山野に小鳥が群がりさえずるさまや、その鳴き声をいう。
美空<意味造語>みそら
美しい空
春の風<季語:三春>
春に吹く風をいう。草花やこの芽を育み、鳥のさえずるを誘う、暖かく穏やかな風である。
囀り<季語:春>:さえずり
いわゆる「鳥の歌」と呼ばれているもので,おもに繁殖期に出す鳥の美しい鳴き声。ただし,さえずりと地鳴きとの間には明確な区別はなく,一般に複雑で長い歌をさえずりと呼んでいる。典型的なさえずりは雄のテリトリー歌であるが,さえずりのなかにはさまざまの発達の程度のものがあり,その機能もいろいろである。さえずりが最もよく発達しているのはスズメ目の鳥である。