コックを保ったままインパクト(P.58) | たった一つのスクエアスイング

たった一つのスクエアスイング

骨格で支え反射を利用したゴルフスイング

 コックを保ったままインパクト

前回お話した「ダフリ」を防止する方法から、インパクトでのコッキング意識について話を深めていきます。
スクエアアドレスで作ったグリップから、トップで自然にできるコックを保ったままでインパクトを迎える意識です。

「コックを保ったままインパクト」は非常に難しい動作です。


意識しすぎると右へプッシュアウトしますし、初心者の間のスライス打ちスイングでは、ますますスライスに磨きがかかってしまうかもしれません。
コックに意識がいきすぎて強くグリップすることで別のミスも出やすくなります。
今までのスイングイメージと大きく異なる事が壁となります。


そのために「スクエアアドレス」がインパクトを教え、「スクエアスイング」が体の動きを教えてくれる重要な要素、ヒントになると思います。


スクエアグリップからスクエアアドレスをして、テイクバックを始めます。
頭をその位置に保ったまま、「左膝を曲げ、左肩を下げるテイクバック」をしていくと左肘が伸び、右肘が曲がり、グリップも自然にコッキングされていきます。

スクエアスイングの「モリを突く動作」の様に右手の平を意識してやると、右手の平は左肩を横切る左上腕上に沿って手のひらも上を向きます。
スクエアスイング コックを保ったままインパクト_d0133145_19124525.jpgスクエアスイング コックを保ったままインパクト_d0133145_19164122.jpg














この時にできる両手の平のコッキングを保ったままインパクトでボールをひらっていく意識が「ダフリ」も防止し、ボールをハンドファーストの状態でレベルブローに打ち抜いていく最大のコツになります。


正しいスクエアグリップからトップに入ると、左手の親指の上と右の親指と人差し指のトリガー部分にグリップからクラブの重みを感じることが出来ます。
そこからさらに手の甲側にコッキングが入るといわゆる「シャフトクロス」の状態になりやすいので、このコッキングを保ったまま静かに切り返す必要があります。
逆にそれ以上のコッキングは必要ないと言うことです。

コッキングは、両手がガチガチに力の入った状態でもダメですし、逆にユルユルすぎてもインパクトが乱れます。

このコッキングとインパクトのタイミング、スイング軌道が最適になるように体全体のリズムを合わせる練習が重要な練習になります。

モリを突く動作を思い出しながら、コッキングを保ってゆっくり体の動かし方をチェックしてみて下さい。
多分、この二つを同時に行うことが未体験の動きになるはずです。

 

それともう一つ大切なことはスクエアスイングでは

左サイドに運動軸がありますが、右サイドのパワーを使ってスイングすることも重要です。
これをすることで右プッシュアウトは激減すると思います。


ショートスイングより小さいアプローチのスイングでも、「ダフリ」をなくす為に必要ですし、これが非常に難しい運動であることを理解することも大切です。


また、右サイドのパワーを体験する方法として「右手での片手打ち」が有効だと思います。



スクエアスイング コックを保ったままインパクト_d0133145_2211530.jpgスクエアスイング コックを保ったままインパクト_d0133145_22112430.jpg