​新横浜公園

毎年トノサマバッタやエンマコオロギを採集している新横浜公園。

今年も採集しに行ってきました。

今年はいつもにも増してカラフルな面々でした😊


一昨年の記事(去年は記事がありませんでした)
『トノサマバッタ・エンマコオロギ』トノサマバッタトノサマバッタについての説明はこちらの記事をご覧ください。『トノサマバッタ』今回の問題です。これを続けていったとき、次に赤で示されるアルファベ…リンクameblo.jp


 ​採集個体

今回採集した個体がこちら。

ノーマルタイプのトノサマバッタ♀。

The・トノサマバッタのカラーです😊


エンマコオロギ♂。

白飛び気味で綺麗に撮れてないのが残念😓


エンマコオロギ♀。


白っぽい褐色のトノサマバッタ♀。

ちょっと黄色っぽい感じです。


褐色♀。

こちらはよく見るタイプの色です。


やけに黒い褐色♀。幼虫時代は真っ黒だったのかも…?

ここまで黒いのは初めて見ました😆

できれば次の世代が見たかったのですが、残念ながら産卵せず😢


今度はやけに赤い個体。

左脚が欠けています💦


お腹側。

大アゴのところは紫っぽくなってます🟣


偶然にもこの個体の羽化シーンに立ち会えたのでその一部始終をご覧ください↓

体の半分くらいが出た状態。

頭が割れ始めてからここまではかなり速く、撮影準備をしているうちにここまで進んでました💦


ケース内に止まり木を入れて羽化できるようにはしてあったのですが、

ケースが小さいせいで高さが足らずLEGOで台座を作りました。

頭が当たってしまいそうになると急いでLEGOで台の高さを上げていきます😅


ほとんど脱皮が終わり抜け殻に捕まったところ。

翅がシワシワなまま曲がっています😅


古い皮を全て脱ぎ終わり、ここからは翅を延ばしていきます。




付け根から翅が開いてきて…


延ばし切った翅を畳んで羽化完了です。

ここから体が固まるまではあまり動きません。


羽化後の成虫がこちら↓

左脚は結局戻らず仕舞いでしたが、色はほぼ幼虫のまま残ってくれました。

羽化後数日経ってもなんだかあまり殻が固くなってないなぁ…と思ったら、

殻が頑丈になるには日光浴が必要だったようでした😅

数日それに気付かなかったこともあってか、成虫寿命はあまり長くなくお亡くなりに🙏

標本も作成しましたが、標本にすると色は変わってしまいますね💦


ちょっと珍しいクマコオロギ。♂。

分布が局地的なようで見つからないところはほとんど見つからないようです。

ここ新横浜公園では5匹ほど発見、うち3匹を採集できました😊

昨年も1匹採集していたのですが、エンマコオロギと一緒にしたまま一日放置したら脚だけになってました…💦

スズムシの土で産卵に挑戦するも上手くいかず。

しっかり土を湿らせた方が良かったのかな…?


こちらは♀。

よく見ると前翅の形が違います。


横から。

オレンジ色の脚が綺麗です✨


上から。

産卵管が金属のように😅


触角の掃除中


正面から。

コオロギだなぁという顔つきです。


名前のよく似たクマスズムシも存在します↓『クマスズムシ』クマスズムシクマスズムシは、本州から沖縄島に生息する昆虫です。名前に「スズムシ」とありますが、スズムシではなくコオロギの仲間です。鳴き声は美しく、スズムシ…リンクameblo.jp

今年は会えませんでした💦


トノサマバッタは元々1匹1匹少しずつ色が違ったりするのですが、

ここまでバリエーションが多い年は初めてでした✨

今年は例年より採集した日が早かったのでその分色々な個体がいたのかも?

過去採集したことのあるカンタンやミイデラゴミムシには出会えませんでした。


今年はこんなのも。


ヨツボシテントウダマシ。

テントウダマシと名を持ちながらあまり似ていないという昆虫です😅

昨年晩秋に一度越冬直前の集団を発見したことはあったのですが、採集・撮影は今回が初めてになりました。


来年はどんな昆虫に会えるかなぁ☺️

では!


(採集:10月上旬)