どうも、116710LNユーザーの筆者です。

 

ベゼルが黒一色で少々地味な印象の116710LN

サブマリーナと間違われることが多い116710LN

 

本日は少し不憫な116710LNについてお話させて頂きます!

116710LN

↑こちら筆者の傷だらけの時計 そろそろオーバーホールかな・・・

 

 

116710LNは16710の後継機として、2007年に誕生しました。(2005年、2006年には無垢モデルとコンビモデルが誕生しています。)

せっかくの後継機誕生ですが、鉄板のサブマリーナやデイトナに比べ人気は微妙でした。

その後、2013年には青と黒のカラーリングベゼルを採用した、116710BLNRが誕生します。

126710BLRO

2トーンカラーの復活と新色という衝撃で、決して人気とは言えなかった116710LNはますます存在感が薄れてしまいます。(泣)

2018年、次世代ムーブメント(Cal.3285)を搭載した126710BLRO(青×赤)が誕生し、その翌年2019年、ついに116710LNは生産終了してしまいました。その後黒ベゼルのモデルは生産されていません。

 

ロレックスがなぜ生産終了にしてしまったのか定かではありませんが、不人気が理由でなければ復活もあり得るのでしょうか・・・?

個人的には全て2トーンカラーにすることで他モデルとの差別化を図ったのでは、と思っています。

その考察が正しいのであればますます不憫です。

 

GMTマスターといえば、ペットネーム(通称)が有名です。

青×赤のプシ、青×黒のバットマン、茶×黒コンビモデルのルートビアなどなど

ロレックス愛好家の間ではペットネームで呼ばれることが多いです。

なんだかかっこいいですよね。

 

・・・おや、黒×黒のペットネームが見当たらないですね?

そうなんです、ペットネーム、ないんです。

単に付ける名前が思いつかなっかのか、はたまた人気がないせいか・・・いずれにしても少しかわいそうですね。

青×黒よりよほどバットマンという感じがしますが、気のせいでしょうか。

 

と、ここまでの話だけではただの不人気モデル紹介になってしまいます。

ですが、全く魅力がないわけではありません!

 

魅力その1、『スティックダイヤル』が存在する!

なんじゃそりゃ?てな話ですが、文字盤のごく一部が通常のモデルと異なるものが存在するのです。

通常、文字盤のモデル名は『GMT-MASTERⅡ』とありますが、スティックダイヤルに関しては『GMT-MASTERll』と表記されているのです!

お分かりいただけたでしょうか?

 

これは2009年頃の製造(V番)にのみ存在し、製造期間が1年程度でかなりレアなのです。

普通の人は「え、それだけ?」となりますが、これだけで価値が上がるのがロレックスです!

16710の時代にも存在していましたが、Refが6ケタになってからは116710LNにしか存在しません。

これだけでも目立つ要素としては十分です!

 

魅力その2、針、文字盤に『コーポレートカラー』である緑色が使用されている!

16710まで針は赤色、GMT-MASTERの文字は白色が使用されていましたが、116710LNになるといずれにも緑色が使用されています。

小さな変化ではありますが、これが非常に良いのです!

ベゼル、文字盤が黒一色である為、この小さな変化に思われる色の違いが抜群に映えます。ベゼルの色が青×黒でも、青×赤でも、緑色を使う事は難しいでしょう。

黒一色だからこそ許されるコーポレートカラーなのです!

 

と、色々書いてみましたが、結局筆者はかっこいいという理由でこの116710LNを使用しています。

シンプルで使いやすい色合いですし、落ち着いている感じが良いのです。

 

ここ最近はロレックスの相場が上がりっぱなしで、116710LNもじわりじわりと購入しづらい金額になってきています。

生産が終了しているので定価で買う事はもう叶いません・・・気になる方は早々に購入した方が良いかもしれませんね!

かなりおすすめのモデルです!