惰眠 | 七色遠景

惰眠


昼の日差しを


横たわる腰に

カーテンの隙間から白線みたいに浴びて

週末のテレビは途中で消すまで

羨ましい

羨ましい

と呟きながら

アルミ袋の中を探り最後の一切れを口に入れる


カーテンから射す夕陽が

赤いセロファンで覆った照明に

とても似ていた

講堂の演劇部の発表でそれを浴びていた時

舞台に登場する時の台詞

太陽は

太陽は

その先が

思い出せない


いつの間にか

夕陽までも

両の瞼を抜けてゆき

惰眠だけが甘く囁く

カーテンの向こうは深い闇

暗転

暗転