昔書いていた詩 (205) 「図書館」「保育園」 | たろうくん(清水太郎)のブログ

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八王子の夕焼けの里でniftyの「清水中世史研究所」(八王子地域の中世の郷土史)とYahooで「清水太郎の部屋」として詩を書いてます。

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    図書館

 職安を出て
 病院坂を自転車で下る
 踏切を渡り
 交番の前を直角に
 曲がったところで
 背中に踏み切りの警報音が鳴った
 駅前にある店のシャッターは
 いつも閉じたままで
 タクシーの運転手が
 暇そうに車を掃除している
 交差点の信号が
 「とうりゃんせ」を唄う
 図書館はもうすぐだ
 今日はどの雑誌で
 夢を探そうか
 窓の外を見ると
 六月の梅雨空が
 泣笑いしている


    保育園

 娘が保育園から
 帰ってくる
 悲しみのカバンを
 ぶら下げて
 山口先生は好き
 石井先生は好き
 「サクランボウを拾ったよ」
 小さな種を握ってる
 今日は一日中水遊び
 明日は何をするのかな
 悲しみのカバンが
 もう笑ってる