昔書いていた詩 (156) 「風の盆」「九月の空」 | たろうくん(清水太郎)のブログ

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八王子の夕焼けの里でniftyの「清水中世史研究所」(八王子地域の中世の郷土史)とYahooで「清水太郎の部屋」として詩を書いてます。

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    風の盆
 
 九月に越中富山の八尾で
 風の盆踊りが始まる
 僕の先祖も同じ婦負郡だから
 時をあわせて舞い踊っていたに違いない
 僕と先祖の間には
 長い時間の壁があって
 僕は今異次元の世界へと 
 思いをはせているから
 僕も先祖と同じ
 時間の基軸上に並んでいる
 
 
    九月の空
 
 小学校の校門を
 少女たちが歩いて
 家に帰ってくる
 娘も大きくなれば
 そうなるはずだ
 九月の空今日は
 肌寒くて娘は寝冷えで朝から
 鼻水をたらしているので
 三種混合ワクチンに行けない
 夕方になって
 自転車置き場の屋根が
 騒がしい雨音だ
 富士山に初冠雪だと言う
 僕の心も冷えてきた