昔書いていた詩 (92) 「インディアン」 | たろうくん(清水太郎)のブログ

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アクセスありがとうございます。これからも宜しくお願いします。またセミが鳴き出しましたよ。

    インディアン

 からすのように 
 悲しい色の髪の毛
 遠くを見つめる
 動かない眼 
 灰色の瞳
 それらすべてが 
 彼らの歴史に

 そして今は支配者の前で 
 彼女は歌う
 勇者は帰らない 
 西の国に行った
 白い奴らの神は
 ピストルを持ってきた
 掠奪するのに 
 躊躇わなかった
 
 悲しいギターの響きと 
 音色だ
 彼女の歌声は 
 消えない
 いつまでも力強く語る

 「インディアンは今も生きている」
 「滅亡してはいないのです」
 「ここにいます」
 「インディアンは貧乏です」
 彼女は去る
 「ここにいます さようなら」
 歌声が残った
 四つの島の国に