インディアン
からすのように
悲しい色の髪の毛
遠くを見つめる
動かない眼
灰色の瞳
それらすべてが
彼らの歴史に
そして今は支配者の前で
彼女は歌う
勇者は帰らない
西の国に行った
白い奴らの神は
ピストルを持ってきた
掠奪するのに
躊躇わなかった
悲しいギターの響きと
音色だ
彼女の歌声は
消えない
いつまでも力強く語る
「インディアンは今も生きている」
「滅亡してはいないのです」
「ここにいます」
「インディアンは貧乏です」
彼女は去る
「ここにいます さようなら」
歌声が残った
四つの島の国に