今書いている詩(1340)「氷山」 | たろうくん(清水太郎)のブログ

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八王子の夕焼けの里でniftyの「清水中世史研究所」(八王子地域の中世の郷土史)とYahooで「清水太郎の部屋」として詩を書いてます。

今書いている詩(1340)「氷山」

私が
あなたに示す
意思は
氷山のように
隠されているのだよ

あなたは
私の全てを
知りたいと
願うのだろうが
定めの糸で
織られた布だから
あなたは
繕えないよ

泣きながら
懸命に励んでも
あなたには
不可能なんだ
神の織物職人の
私には
可能でもね

あなたが
意識の全てを
理解し得ないように
私が
神のベールで
覆っている
隠している

衣服を脱いで
あんたの前に
顕れた私を
見つめて
あなたは
失望するかも
知れないね

多分神は
お姿をする
無言で立ち去る

春風が吹く
あなたの
心の氷山が
緩む
移動する
崩れる

然るのちに
私は再生する
あなたの
思考の中で
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