今書いている詩(1007) 「たろうさんの桃(落下)」 | たろうくん(清水太郎)のブログ

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八王子の夕焼けの里でniftyの「清水中世史研究所」(八王子地域の中世の郷土史)とYahooで「清水太郎の部屋」として詩を書いてます。

 
   たろうさんの桃(落下)
知らぬ間に
ポタッと落ちた
重力に 逆らっていた
偶然からの 解放
力尽きた 必然か
誰も答えられない
あんなに 気にかけていたのに
いつも関わっているわけではない
あなたと共にある
運命のいたずら
嘆くまい 悲しむまい
喜ぶことにする
楽あれば苦ありの人生なんだ
アリくんが 嬉しそうに
這い回っている 味わっている
栄養を 受け取った
大地も 嬉しいだろうな
わたしも 地面に落ちた
キミの 幸せを
共に 味わうのだ
落下は 食べられない
現実の空腹を 伴うが
答えは求められない
ああ 不幸なんかではない
桃くん キミの落下は
無限の世界への 入り口です