今書いている詩(831) 「たろうさんの皮膚呼吸」 たろうさんの皮膚呼吸 わたしを覆っている 全ての皮膚が わたしを守っている 再生を続けている こころに皮膚はあるか 傷ついたら移植できるか 皮膚と皮膚の触れ合いが 人間の最初の触れ合い 愛との出会い 孫は柔らかい 肌をしている 希望の汗を搔く 汗を搔く仕事を持たない 老人のわたしは不良老人かな アセ アセの毎日なのだ 「神さま 汗搔をきますか?」 「たろうさん わたしも汗搔をきません!」