おはようございます。

昨日は終戦記念日でしたね。

知り合いの方の戦争体験を聞きました。


我が家の近くで、機銃掃射をうけて亡くなった方がいました。


若い母親と生まれたばかりの赤ちゃん。


若い母親は夫を戦争に送り出し、子ども3人と暮らしていました。

親戚が出征。盛大なお祝いがあるということで、若い母親は一番小さな子どもだけを連れて実家に戻っていました。

見送りも終わって、汽車で子どもの待つ家に帰るときのことです。

汽車は混み合っていたそうです。

赤ちゃんを抱き立っていたら、ある人が席を譲ってくれたそうです。

若い母親はありがたく席に着かせてもらったのですが、、、

それから間もなく村に響き渡る警報の音が、、、

戦闘機の音が頭の上にどんどん近づいてきたかと思うと、

ドドドド

機銃掃射が襲ってきて、駅の直前で汽車は緊急停止。

逃げ惑う乗客

そして、席に着いたばかりの若い母親と抱かれた赤ちゃんを突き抜けた銃弾。

母親は即死。
赤ちゃんはすぐに近くの病院に運ばれて手当を受けました。

しかし、赤ちゃんも一週間後に亡くなりました。

その数日後、戦争に行っていた父親の戦死の連絡が届きました。


若い母親の帰りを待っていた2人の子どもは、親戚に引き取られて育てられました。

*  *  *

数十年後。

村の戦没者慰霊式典が行われたときに戦争体験を話す人がいました。

若い母親に席を譲った人でした。

あれから数十年、自分が席を譲らなければよかったのに、、、とずっと悔やんで生きていると。

席を譲った、、、生活の中のあったかな優しさ。

そんな優しさまでも打ち崩すのが戦争なんだと思いました。


若い母親が残した2人の子どもさん達は、その後大変な苦労をしていました。

そして今、家族やお孫さんに囲まれて楽しく過ごされています。




ふつうのくらし、何気ない優しさがもう二度と崩されることがないように願って。