少し時間があった昨日、そうや、もう11月、サンクスギビングもあるわけでもなし、もう家ん中クリスマスにしといたろ、と思い立ったのである。
そういえば、アメリカで7年飾り倒した、あのジャイアント馬場とキレイに目が合う高さのクリスマスツリー。6月の本帰国のガレージセールではまったく売れず、いや、買おうかどうかと迷っていたキープおばさんはおったけど結局売れずじまい。
困った時のドネーション先GOODWILLに持って行くと、11月からしかクリスマス関連のモンは受けないことになってんだ、と断られた、季節外れのクリスマスツリー
新曲のタイトルか
帰国が決まり、一番売ったり処分したりしたのが、クリスマス関連グッズではなかろうか。段ボール1箱だけと決めて厳選して連れて帰ってきたものたちを、昨日、飾ることにしたのである。
クローゼットからアイアンツリーを取り出し、オーナメントを出そうと収納ケースを開け、小分けに梱包していた飾りの小さな箱を開けた時だった。ぷわ~っと、そう、ネバダのリノにいたあの家のあの場所のにおいが広がったのである。その瞬間、一気にぐわぐわぐわ~とココロか?細胞か?よう分からんところが押された感じがして、何かがこみ上げてきたのである。「懐かしい」なのか、なんなのか、目を開けているのに、あの家の中の景色が見えてきて
アカン、泣くんちゃん
と。
いやいや、アカンことないで、と思い直し、「泣く」という行動に制限をかけないようにしたのである。
これは、駐妻時代、よくしていたことで、何か知らんケドいっぱいいっぱいやな、と思った時、堪えないようにしていたのである。
町はクリスマスに向けて盛り上がりつつある今、クリスマスどうしよう、旅行どうしよう、という話もでてきているだろう。それなのにいまひとつ盛り上がれない自分がいて、このタイミングで気持ちがあがらないってどうしよう・・・と余計にしんどいっていう人、駐在先で結構いると思うのだ。
その落ちた時の感情は堪えない方がいい。
あぁ、今、楽しめてないんだなぁ、と正面から受けてとめて、それは恥ずかしいことでも、馴染めていないと烙印を押されたワケでもないから、とかく色々考えずに、今の感情を素直に自分自身で受け取る。
でも、その後には、「日本にいた時ならもっと楽しくできたのに」と思うのではなく、「日本にいた時のあの感じに、この先なっていったらいエエなぁ」と、ちょっと他人事のような感じで気持ちの方向転換を促すのだ。
海外にいるから、じゃなく、駐妻な現状だから、じゃなく、「住む場所が変わったから」気持ちが揺さぶられる。つまり、多くの人に起こりうることなのだ。
見よ、ここに、日本人が日本に戻ってきたのに、揺さぶられまくって、箱開けてもくもくと立ち上がる香りに涙するオバハンがいるではないか。
なので、ワタシはこう思ったのである。
ここに住む前の土地では、こんな感情が湧きあがるほど楽しく過ごせてたんだな、よかったやないか。また、この新しい土地でも少しずつ、いろんな事経験して、エエ感じの毎日を作っていけたらエエな、と。
こうして、最後の細長い梱包を広げると、Macy'sで買うたくるみ割り人形が出てきて、ポトン・・・
おい~折れとるやないか
さっきまでの切ないフィーリングが吹っ飛び
潤った瞳がオニ乾ぎ
ほな、今からボンド買うてきますわ
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