海外生活を経験すると、日本に戻ってきた今もなお、意識せずともクセになっていることは結構ある。

 

これまでも幾度となく、その不必要なクセに「滅びてまえ」と唱えることもある、とはこのブログでも書いてきた。

 

それは、思い返せば、小さな子供たちにも起きていて、今から10年も前の話だが、タイから戻ってきた最初の冬。あまりにも寒すぎて、乾燥機と暖房とファンヒーターを使ったらブレーカーおりて真っ暗になったことがあった。

 

普通なら、「あっ、電気使いすぎてブレーカー落ちたな」と思うところだが、タイでの生活、夕方の大型スコールで数時間の停電とかしょっちゅうだったので、急に真っ暗になった事態に、子供たちは当然停電だと思う。

 

当時小学校1年生のガル子と幼稚園児のガル男それぞれが、慣れた手つきでキャンドルを持ってリビングに集結するという。日頃からどこにキャンドルが飾ってあるかを把握もしているという7歳と4歳児。

何をマスターしとんねん

 

とまぁ、こんな風に、子供ですら前に住んでいた国の日常の「クセがすげぇクセ」をしばらく持っていたのだ。

 

そして、今、私が日常でクセづいてもうてんな、とふと思うのが、「食後の食卓の下の掃除機」である。そ、お察しの通り、アリが上がってくるというアメリカ生活の中で染みついたクセ。

 

日本のマンション暮らし。アリなんか上がって来ないので、そないに頻繁に掃除しなくてもいいのだが、これが、喜んですすんでやってまうある別の大きな理由があるのだ。

 

それは、そりゃぁもうなんてったって、掃除機が軽い

羽毛ですか?

と思うくらい。

 

アメリカの掃除機は、言うてみれば、ドーンとどっしり郵便ポスト。

なんせ、重いのが多い、しかも爆音。家具の下に滑り込ませようとすこし傾けるとヘッドも一緒に上がるという。

おい、つられんな~!

と足でヘッドをべこっと倒したりしてイライラ。友人宅には、そういえば、業者が使うような円柱型の掃除機も。毎日

R2-D2連れてるみたいな

 

まぁね、最新のダイソンとか買えばエエんでしょうが、駐妻たち、数年の暮らしならば、格安で手に入れたく、前任者からいただいた掃除機や、ガレージセールで買ったりと、なかなか最新化がはかれないから、闘いながら掃除するという・・・

 

日本に帰って来てまもなく5か月。

あのクソ重い掃除機からの解放、ものすごくハンディで静かな掃除機に喜ぶという感情の持続性がどれほどあるのかわからぬが、できれば、この喜びと感動をそのままに、クセづいた食後の掃除機は、このまま滅びないでいて欲しいと願う部族の一つである。

 

 

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