約5年住んだシカゴの家は築20年の、日本で言うとなかなか古めのおうちですね、とはなるのだが、シカゴでは、まだ新しい方やんか、と言われる家であった。

 

その後、引っ越したネバダの家は、築2年にも満たないほぼ新築の家。家電もすべて最新。冷蔵庫なんか、同じ収納方法だというのに、シカゴの時とくらべて、野菜を長く新鮮に保つことこの上なし。そのお陰で、視界と記憶の死角に紛れ込みがちで、液体攻撃を得意とする「汚キュウリ」にも出くわさなくなったのだ。

 

十数年で、こんなにも家電は進化、人間ってすごいな、と感じたのだが、これを今、帰ってきた日本の家で感じているのである。

 

ある日の朝、10月の初め頃だっただろうか。ムスメのガル子が掛布団をカラダにまいて「部屋が寒すぎる」と訴えて来たのである。するとムスコのガル男も「オレの部屋も寒い」と。

 

もうかいな、とその日慌てて毛布を出したのだ。子供たちの部屋はベッドサイドに窓があるので、それで寒いのだろう、とその時はその程度に思っていたのだが、その後もあまりにも家が寒いので、どういうことや、と子供たちと一緒に寒さを作り出しているであろう窓に近づいてみたのである。

 

すると・・・

こんなところに、こんなモンが・・・

手をかざすと、風がぴゅう~

 

オマエか~

 

家の窓全部、幸か不幸か、角部屋のおかげで窓全部で7枚、その全ての換気口が全開だったという。

 

昔の家は、隙間風なんかも入ってくる寒い家で、それを失くそうと追究したら、家の気密性が高まって家自体が呼吸できなくなり、シックハウス症候群などの原因ともなり、導入が義務付けられた24時間換気システム。

 

リビングの窓横にある、正方形のんを押したら、ボコンと浮き上がる、あの換気システムは、アメリカに行く前の家についていたから知っていた。しかし!このサッシの上にしれ~っと搭載されたその名も「換気かまち」という新人とは初顔合わせ。

挨拶にこいよ

 

たかが7年、されど7年。

ものすごい勢いであらゆる部門が進化をし続けていると実感。それにしても、毎日洗濯モン干すのに窓を開け閉めしているというのに、あると思てないからとはいえ、入居数か月気づかないとは・・・。

 

換気的には、このかまちは閉めない方がいいらしいのだが、暖房はまだ入れない、ほやけどちょっと寒いやんかの今は、「夕方以降このかまちを閉め、翌朝また開ける」で対応していこうかと。暖房入り出したら、オールデイ、オープンかまちにしますさかい。

 

帰国子女のトリセツも書き加える日々なのだが、我が住まいのトリセツも、どうやらぶ厚くなっていきそうである。


 

 

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