ムスコのガル男、小学校2年生でアメリカ、シカゴへ行き、6年生を終えてネバダへ引っ越し、日本語の勉強はオカンと一緒に細々と嫌々ながらも音読をする、時に漢字の書き取りを、というレベルであった。

 

そして今、日本に戻り、国語の教科書でないあるものが、日本語学習の教材となっているのである。

 

それは

 

SNSである。

特にラインのやり取りなんかでは毎日恐ろしい勢いで日本語を吸収していっているのである。

 

新しい学校に編入し、部活を決め入部した翌日だったか。同じ部の子からグループラインの誘いが来たのである。そこに飛び込んだガル男に、部員のみんなから

「お~」

「はいってきた~」

「よろしく~」

「えいごとかマジむり~」

と勢いよくメッセージが送られてきたのだ。今時の中学生、右手が携帯かというくらい着信への反応が早い。

 

グループラインに何人入ってんのか知らんが、ピコーンという通知音が鳴りきる前に次のピコーンが、それが鳴りきる前にまた次のピコーンが、とまぁ、激しすぎる

追いピコーン

 

ラインの通知音が止まらないのである。

ちらっとのぞくと、自己紹介が猛スピードで飛んできていたのである。そこに書かれていたのは

「3ねん2くみのきょうばし しゃとこです」
「3ねん1くみのはなてん ちゅうこです」
 
とガル男の漢字が苦手というのを知ってか、ひらがなのオンパレード。

 

これくらいの漢字は読めるのに・・
 
と余裕をこいていたガル男だが、その後自己紹介が終了し、全体での会話がスタートすると通常運転。画面を占拠しだす漢字たち。
 
急にハンデを取り上げられたガル男くん、「Mom, translateお願いします」と携帯を差し出してきたのだ。オカンが読み上げる若者ワードが飛び散ったメッセージ。そして意味を言う。理解した後その文章を復唱するガル男。
音読ツールになってもうてるやん
 
あんなに国語の教科書の音読を嫌がっていたのに、ラインの会話を続けるために「漢字」というものに前のめりなガル男がここにいるのだ。なんだ、この奇跡・・・。
 
もちろん、こつこつアメリカでやってきたその日本語学習のベースがありき、というのはわかるが、子供っていうのは、その状況に置かれた時に、スイッチが自ずと入り、どえらい集中力を発揮するもんで、遅々として進まない時に、親が焦って強く言う必要ってないのかもしれないな、と反省しつつ、ガル男のそんな姿に目を細めてしまったのである。
 
それにしても最近の10代の子たちも、どんどんと新しい言葉を生み出していってんだな、とラインのメッセージから「旬」を感じたのである。
 
それな
 

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