3回目の最後のガレージセールで、少しサイズ感のある靴置きや、小さな棚などが売れてくれたおかげでスッキリとした我が家。しかし、そうは言うても1ドルや50セントという安さでも、買い手の心を全く揺さぶらなかった、つまりカス商品がいくつか残ったのは確か。
その中でも一番大きいものとして、クリスマスツリーが売れ残ってしまったのである。
なんせこれから夏。近所のドラッグストアでサンスクリーン2個買ったら2個目半額セールとかしてる中、アメリカ独り立ち記念日にカボチャ祭りや七面鳥追っかけフェスすっとばしてクリスマスのことなんか考える人などいないのだ。
ということで、売れ残ったものを車に詰め込み、ムスコのガル男と一緒に寄付をしにGoodwillへ持ち込んだのである。
ここは、いらなくなったものを寄付し、それを格安で売るというアメリカでは有名な店で、コンマリがアメリカで断捨離大フィーバーをかましているおかげで、この店へのノンスパークジョイ商品の寄付が増えているというのだ。
その店の商品引き渡しゾーンに車をつけ、食器や飾りモンなどを手渡し、最後にクリスマスツリーを渡したところ
「クリスマスツリーは引き取れへんねん」
とまさかの拒否をされてしまったのである。「物は悪くないねんで」と言うと、「ツリーは11月頃からしか引き取らないことになってる」と。くぅぅ、最後の頼みの綱のグッドウィルで断られるとか
仏教徒がクリスマスにはしゃいだ罰なのか
こうして予想外の売れない、寄付出来ないという八方塞がりワールドに突入してもうた我が家。「ツリーの寄付できるとこ他にあるかなぁ」とグッドウィルのにぃちゃんにきくと、この辺やったら、サルベーションアーミーかな、そこがダメなら、もうほかし~と。
ほかす!?
寄付&セルの店員が気軽に捨てることを助言するというこの矛盾。
取り敢えず、ツリーを車の中に戻し、サルベーションアーミーへ向かうことにした。
少しファンキーな街並みの中にサルベーションアーミーは佇んでいた。引き渡しゾーンに車を寄せると、おじさんが出て来たので、「クリスマスツリーって受け取ってもらえる?」と聞くと「もちろん!」と返ってきたのである。「マジかっ」と喜ぶガル男とオカン。まさかの八方塞がりから大逆転の三方良しという信じられない展開。
車からツリーを出し、飾りもすべて引き渡し、4月から始まった我が家の断捨離も約2か月かけて終了と相成ったのである。
ところで、サルベーションってなんて意味やったっけ、と調べると
1.【神学】罪と罰からの救い
と出て来た。
なるほど、仏教徒がクリスマスに浮ついた罰から救われた、ということか・・・。
ようできた噺やで。
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