なかなか売れなかったソファ。いよいよ引き取りの日の朝となった。
(知らん、その話、という方、このあたりの記事から順に読んでください)
買い取ろうとしている彼女はどんな人なのだろうか、とFacebookのサイトを見ると、彼女は既婚者で、1歳半ほどの子供がいることもわかった。
引き取り予定時刻の前に、10時半ごろに着くからというメッセージが入り、彼女への信頼と実績のコマがどんどん積みあがっていくのを感じ、安心感も増していった。
そして家のチャイムが鳴る。
ドアを開けると、小ぎれいな格好をしたFacebookで見た通りの顔があり、おそらく相手も同じことを思ったのだろう。初対面だというのに「はいはいはい」という表情になるのだ。
なんだ、この感覚・・・
ソファーを出すためにガレージを開けると、家の前に大きなピックアップトラックがつけられており、運転席から旦那さんが降りて来た。これまた小ぎれいな格好をしており、尚且つ男前。
膀胱炎で会った医師といい、高値でキャンプ・釣り道具を買っていったお隣りさんといい、どうしてワタシは売れた後の男前にしか遭遇できないのだろうか・・・。
すると、彼女は、まずソファを触る前にお金を渡してくれたのである。なんというスマートな作法。
マナー講座開設したらどうよ
そして、男前がソファーの端を持ち、もう片方を彼女とワタシとで持ち上げる。片側が荷台に乗ったところで、後は男前1人でぐぐぐと押しあげていくという。
男前株、爆上がり
もうストップ高である。
こうして我が家のソファ、あっという間に荷台に積み込まれたのだ。
そして彼女が言う。「こんないいお値段でこんないいソファが手に入るなんて」と。さらに続けて、「実はね先週、ここのブランドのソファをウチの両親が買ったところでね。なんか、このソファを見て、ブランド見た時に、これは絶対ウチが買わないとって思ったのよ」と来たのだ。
わたしはこういう、たまさかだろうがそれにしても偶然が過ぎる、という出来事にこと幸福を感じるタイプであり、「なんか、それ感動するわ」と思わず言うと「わかるぅ~」と彼女。
見向きもされない合コンから、結婚詐欺にあいかけ、途中まで進んだのに破談になるなど、波乱万丈なトツギーノストーリーだった我が家のソファも、とうとう良いご縁に恵まれ、、リノの南の方の良いおうちにお嫁に行きましたとさ。
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あら?トツギーノストーリーの結婚詐欺の話、知らんなぁ、という方。その通り。まだ書いていないのです。そのお話しは、そのうちQマガジンに載ります。お楽しみに。
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