約7年のアメリカ生活を終えるにあたり、まずは断捨離だ、と開催したガレージセール。

セール開始30分前に、携帯のメッセージ着信音が鳴った。見ると友人が、スタバに寄るから何が欲しい?とメッセージをくれたのだ。

デキル女だ〜

ワタシにはこの手の先回り気遣いという、「優しさの塊」が皆無に等しい。その優しさに触れ、嬉しくなったワタシは、そのバファリンの成分をしっかり搭載した彼女にフラペチーノを3つもお願いしたのである。

もう負んぶに抱っこに肩車



今回のガレージセールには、例の男の夢、延長コードボックス以外にも、入口すぐのところに、「我が家のサヨナラ品・誰かの宝物」ボックスを置いていた。その中にはメモ帳やら、収納用のカゴなんかもあったのだが、お宮参りでガル子を抱くワタシの母の背中にぶら下げていた、扇子や巾着袋や鈴の入ったネコという渋すぎるラインナップも混ざっていたのである。


見た目はなかなかのジャパニーズなので、もしかしたら、そういうものを好むアメリカ人がいるかも、と思い、一か八か精神で箱に入れておいたのである。



支払い係をやっていると、その優しさの塊の友が、娘ちゃんと共に選んだものを持ってやって来た。


数を数えていると、

「娘が選んだから色々入ってるわ~」

といったカゴの中に例のお宮参り巾着が見えたのである。


ホンマにええのんか?


我が家に飲み物を運んできてくれた優しい友人の家にシュールなモンが行ってまう。なんか、恩を仇で返すような...



ワタシはそっと目を閉じ、巾着は見なかったことにし、数に入れずにお値段を伝え、気遣いの出来ないワタシなりの精一杯の配慮をしてみたのであった。



友よ、ワタシはあなたとずっと友でいたい。娘ちゃんの気が変わったらいつでも返品してくれたまえ。





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